おろかものの作品情報・感想・評価

上映館(1館)

おろかもの2019年製作の映画)

Me & My Brother’s Mistress

上映日:2020年11月20日

製作国:

上映時間:96分

あらすじ

「おろかもの」に投稿された感想・評価

eye

eyeの感想・評価

3.8
第13回弁セレで観客賞・俳優賞含む史上初5冠を受賞した映画

何がそんなに人を惹きつけたのか

この映画を観た感想としてこれは確実に「芸術」で視点の真新しさを感じさせる内容だった

白黒だけじゃないその間の色を見つけ出して人間の本質を掘り下げる

嘘つく人間もいる
正直に生きていけない人間もいる
愛しててもそれは叶わないこともある

そういった不条理をポップに描く

ラストシーンを観終わった時

1冊の本を読み切ったあとの爽やかな読後感のような不思議な感情になった

高校生の洋子が既に婚約していて結婚式目前の兄である健治が浮気している場面を目撃する

浮気相手である美沙を見つけ出し洋子が美沙と対面したときに洋子自身が美沙の微妙な強さ・脆さの面影を感じ囚われていく

以降 仲良くなって奇妙な友人関係かつ共犯関係が描かれていく

芳賀監督がコメントした

「人が人を愛する事の愚かさや美しさ」

に加えて泥くさいんだけどユーモアがあって笑える

感情と感情がぶつかる時に生まれる微妙な揺れ動きと芝居での間の取り方がホントに絶妙だった

だらしない態度が人を傷つける

それも人間の姿であり愛すべきことである

決して糾弾するんじゃなくて

そこから何を学ぶかという教訓も含まれる

「人間は完璧じゃない」

そういう部分を丁寧に描く作り手の心の豊かさが描かれていた
Yuki

Yukiの感想・評価

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男性の監督さんだったんですね。
男性監督の女性主役の作品だと、全く共感できないことがあるのだけどそんなことなく、奥さんや台湾の彼女も含め女性が素敵な作品だった。
また監督?脚本家?の性格なのだと思うのだろうけど、他人を受け入れていきたいと思う人が作った作品なんだなと。



自主な感じはもちろんあるけども、
カメラワークが好みで
主役の女の子も魅力的。
どうでもいい会話の並びが良かった。


イマイチなとこは
あの男の人モテるとどうしても思えませんね。
モテる人が持ってる独特の匂いみたいなのが感じられなかった。
あと、村田さんが来てた赤いドレスが安っぽく似合ってなかった。
挑みに行った日に着てた赤い服は似合ってたから、もっと似合う赤の衣装があったはずなのに。

次回作楽しみにしてます。
登壇された芳賀監督の言葉に大きくうなずいてしまった。
多くの人が、事象や他人をあるひとつのカタにハメたがる。コロナの影響でそれが明確になった。

この作品は、別な角度から見たら別な見え方するよねってメッセージが詰まってる。

洋子の部屋での洋子と義姉の会話が凄い!(脚本がイイ)
義姉の強さ、自信…
あのシーンのセリフを確認したくて、パンフレット買ってしまった。

あと男性の目線で撮影されてるな〜と感じられた。とにかく主演している女優さんが、可愛らしく美しく描かれている。
男の自分としては重要なポイント!
てるる

てるるの感想・評価

4.0
「クソ素敵ダ!」

いやー、いい百合でした。

結婚1ヶ月前の兄の浮気に気付いた妹の洋子。
浮気をやめるように(タコ殴りに)言うため、浮気相手のミサに会いに行ったら物語はあらぬ方向へ転がり出す!

とりあえず兄貴はクソ野郎でクズ野郎。
でも「おろかもの」は誰なのか。

どのキャラクターの立場に立って観るかによって「おろかもの」が誰なのか変わるかもしれない。

そういえば「愚か者よ~」と歌ってたマッチが本当に愚か者だったりしたけども。

個人的には浮気やら不倫するヤツは許せない。
でもそんなヤツだって、誰かにとってはかけがえのない相手だったりする。

両親を亡くし、兄と2人で生きてきた妹にとって、兄という存在は絶対悪にはなりえなくて。

かといって浮気相手と会って話してしまうと、その人も絶対悪なんかじゃなくて。

たまにいるよね。
こういう恋愛が浮気や不倫ばかりになっちゃう人。

正直、恋人がいると知ってるのに手を出される方もおかしいし、どうなっても自業自得でしかないけどね。

洋子役の笠松七海が素晴らしかった。
オープニングショットからして期待出来たけど、目の表情が凄くよかった。

ミサ役の方も絶妙に緩そうな雰囲気で、浮気にズブズブとハマりそうな説得力あり。
更にいえば、そういう男から狙われそう。

キャスティングはとても良かったけど、唯一兄貴の婚約者の方がちょっと素人っぽくて浮いてる感があったの残念。

重めな話になりそうだけど、洋子の友達シャオメイちゃんがコミカル担当で最高デス。
1歩間違えばふざけすぎと感じてしまいそうなところを絶妙なバランス保ってるのスゴい!

個人的には浮気クズ野郎には人を傷付けてきた分、同じようにとことん傷付けられて欲しい派なので物足りなさはあり。

もっと兄貴がバチボコにやられてたらもっと評価上げてたw

でもラストの2人のやり取り。
赤と青のコントラスト。
そしてシャオメイちゃんの一言でなんか良い感じになっちゃうんだよなぁ。

たまに思うけど、浮気やら不倫してる人ってこういう映画観てどう思うんだろ?
平気な面して観てたら一種のサイコパスなんじゃないかって思う。

面白かったのが、兄貴が吐くセリフ。
シチュエーションによっては感動しそうな名ゼリフのに、浮気してると分かってるとこんなにもダサくて薄っぺらくなるのかーと思った。
Tshin

Tshinの感想・評価

5.0
この世で一番多く観ている映画
監督が作品を娘と呼んでいたが
おじさんになった気分
Kv551

Kv551の感想・評価

4.0
テアトル新宿の弁セレ初日に鑑賞。
松崎健夫氏の話にもあったが、不寛容の時代に関係性の再構築を描いた作品。中盤でダレるところがあり、もう少し詰めれば最高だったと思うが、それでも主役の笠松七海、村田唯の二人が楽しんで演じてるのが伝わってきて、観てるこちらが幸せになった。最低もう一回は観に行くつもり。
pherim

pherimの感想・評価

3.8
婚約者がいる兄の浮気を目撃した高校生女子が、対峙した浮気相手にむしろ共感し、結婚式テロを共謀するも心は迷い。

兄の裏切りからバディ展開へ至る痛快さ。揺れる情感醸す笠松七海、エロスの底に脆さ強さを漂わせる村田唯のW主演良い。葉媚演じる同級生中国娘のアクセントも好趣。
KUBO

KUBOの感想・評価

3.8
弁慶田辺映画祭グランプリという『おろかもの』を試写にて鑑賞。

結婚を控えた兄が浮気をしていた! 兄が大好きなヨーコは兄を尾行して決定的シーンを激写! ところが、別れさせようと会った浮気相手のミサになぜかシンパシーを感じて、なんとなく言ってしまう。

「兄の結婚式、止めてみます?」

妹と愛人が共闘するという発想がいい! 結婚前の浮気という割とよくある設定が、男の妹と浮気相手の目線で語ることで、今までに見ないフレッシュさがある。

監督のカメラが上手いのか、女優さんの演技も素晴らしいのだろう、多用するアップの表現がとてもいい!

途中方向性がマジメに振れてちょっとダレる気もする。結婚式のシーンも、もっとハジけてもよかったな〜。

駆け出すふたり、『卒業』オマージュだけど、キラキラした感じは岩井俊二みたいでもある。

ともかくフレッシュ!

芳賀監督にもお会いして少しお話しさせていただいたが、あの純朴な青年がどうしてこんな女子目線の映画が撮れるのか?

これが初の長編? また日本映画界に新しい才能が生まれましたね。芳賀俊(ハガタカシ)監督、 要チェックです。
お友達、主人公に向かって「良い百合だった」って言ってる?英語字幕にその部分反映されていなくてなんて言ってるか聞き取れんかった。私の心の声いきなりセリフになったかと思ってビビった。

途中でオチまで全部読めます。
Michacha

Michachaの感想・評価

3.6

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。
兄のフィアンセと浮気相手をよーく観察する妹。
兄の心意がわからず、浮気相手との会話から彼女の肩を持ってみようかな〜なんて、フィアンセに対するちょっとした意地悪心もあってか、思春期の冒険心というか、彼女への興味に負けてしまってというか…そして話が展開していく。2人で過ごす時間の心地良さも伝わってきて、明るく爽やかなラストに向かっていく。
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