ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェストの作品情報・感想・評価

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

西部開拓時代の終わりを五感で感じる最後の決闘!
家の裏だということさえ忘れてしまう
良かった
《あらすじ》
大陸横断鉄道敷設によって新たな文明の波が押し寄せていた西部開拓期。ニューオーリンズから来た元・高級娼婦のジル(クラウディア・カルディナーレ)は、強盗団のボス・モートン(ガブリエル・フェルゼッティ)と鉄道会社に雇われた殺し屋フランク(ヘンリー・フォンダ)に嫁ぎ先の家族全員を殺され、広大な荒地の相続人となった。莫大な価値を秘めたその土地の利権をめぐり、ジルは、謎のガンマン・ハーモニカ(チャールズ・ブロンソン)と賞金首のシャイアン(ジェイソン・ロバーズ)に助けられながら、熾烈な争いに巻き込まれていく。


渋いチャールズ・ブロンソン(声:大塚周夫)、美しいクラウディア・カルディナーレ(声:小原乃梨子)を始めとする濃い出演陣、スペインのシェラ・ネバダ山脈のふもとに酒場、ホテル、鉄道、民家などオープンセットを組んだ広大な景色、そして力強い映像(カメラは『続・夕陽のガンマン』のトニーノ・デリ・コリ)、これだけでも画面から目を離せない。

だが、テンポはスローだ。冒頭では3人の無法者が駅からホームへ出てハーモニカと撃ち合うシーンを良く言えばじっくりと、悪く言えばダラダラと約15分もかけて見せる。全編、こんな調子でセルジオ・レオーネお得意のゆったりとした長回し、執拗なクローズアップなどが繰り返されるので、好き嫌いの別れるところだろう。

今作は、勿体ぶった演出、回りくどい会話(脚本)、165分もの上映時間などやや娯楽性に欠けるが、決してつまらなくはない。セルジオ・レオーネのマカロニ・ウェスタンの集大成であり渾身の大作と言えよう。クライマックスで明かされるハーモニカの過去と真の目的をぜひその目で確かめてほしい(ありがちなんだけどね)。
SHOTA17

SHOTA17の感想・評価

4.0
ポスターカッコ良すぎる問題。

そのシーンは物語上そこまで重要ではない問題。
あか

あかの感想・評価

3.0
一個一個のシーンは情感豊かであって、とてもゴージャスなウエスタン映画であることに違いない。

しかし、勿体ぶっているようにも見えたことは言うまでもなく、それなりの体力を奪われた映画だった。

悪く言えばくどい展開が続くわけであり、見る人を選ぶ映画だと思う。

自分にとっては、荒野のガンマンの3倍長く感じた。
酒場に入店して、グラスを持つまでに何分もかけてんのはやばい
ハーモニカ吹いてんのとか、途中から笑えてきた

分かってはいるけど、一騎討ちのシーンは本当にかっこいいよね

(レフンのドキュメント映画で、レフンの自宅にこの映画のポスター飾ってあった)
JazzFunk

JazzFunkの感想・評価

4.6
Someday どころか、数カ月おきに戻ってきてしまう所
haccabee

haccabeeの感想・評価

3.5
え、私が観たのはこちらか?ということで『ウエスタン』も登録してるけど。感想は以下同文。
BSプレミアム録画。約167分の復元版らしい。説明テロップあり。
昔むかし、西部の土地で…。ゆーったりとストーリーが流れていくので、始まってから何分経った?とか気になった。近年のテンポいい映画に慣れてしまっていたのかも。
ともかく西部開拓史を見るような映画。水のあるところ蒸気鉄道が走り、土地の争奪戦が巻き起こる。悪党のフランク、堅気ではないがどこか憎めないシャイアン、謎の男ハーモニカ。三人が未亡人ジルを中心にして交錯する。ハーモニカの思惑が最後までわからないのでちょっとイライラ。西部劇の金字塔…という評価は自分にはよくわからないが、今までに観た勧善懲悪アクションアクション!な西部劇とは一線を画していたのは確かだ。
特筆すべきは、ジルが強い女性なこと。やっと西部に着いたら結婚相手は一家ごと殺されていた。だがひとりでも我が家だと言って住むことを決意する。そして生きる為ならなんでもするしたたかさ。強い。
キャスト面では自分の中にあったヘンリー・フォンダの善人なイメージが覆されてて驚いた。個人的にはシャイアンのジェイソン・ロバーズがいい味出してた、ちょいコミカルで。謎の男ブロンソンは今回イケメン枠か。
音楽が聞いたことのある好きなタイプの美しさだと思ったらエンニオ・モリコーネ。やっぱりなー。
commonlaw

commonlawの感想・評価

3.0
過去鑑賞
あまりのカッコ良さに驚きました。
私がこれまで観た西部劇とはテイストが違っていて、冒頭は、戸惑うくらいインパクトがありました。

どのカット、どの瞬間を切り取っても、完璧な構図。最小限のセリフ。無言のシーンや行間にも深い意味があり、心の声まで想像してしまう。無駄を削ぎ落とした、その先にある美学。

これが1968年作だなんて、本当に信じられない。斬新で超クールな最新作かと思う。と同時に、今ではもう絶対に作れないとも思う。

ハーモニカ、フランク、シャイアン(好き!✨)、それぞれの人物を、見事に描き上げるシークエンスの数々。しかし!それだけでは、点にしかならない。そこに、文字通り、駅のようなジルの存在や、モートンという変化球が加わって、全てが繋がり、ドラマが生まれる。

しかし!映像の力だけでは、壮大過ぎて、とても収拾がつかない。そこに、エンニオ・モリコーネの音楽が加わって、全てを包み、纏めてくれる。

このヘンリー・フォンダの目を見ていると、なぜか涙が出そうになる。
じっとりと汗ばむような映像に
とにかくかっこよさを追求した映像

オープニングに象徴されるように
とにかく一つ一つのシーンが長い

それが緊張感やかっこよさにつながっているシーンもあれば
冗長に感じるシーンも多い

ヘンリーフォンダの悪役に似つかわしくない
青い目が逆に嫌らしさを演出する

長い割には唐突にストーリーが進んでいく


コートを風になびかせV字に隊列を組む悪役
吊るされているランプをなげ揺れる光と影
ドアを回り込む
砂埃を上げて走る汽車と馬
酒場に一人入ってくる黒スーツのヘンリーフォンダ
決闘後に青空をバックに倒れる
>|