【第52回カンヌ映画祭 コンペティション部門出品】
『眠れる美女』『シチリアーノ 裏切りの美学』などの名匠マルコ・ベロッキオ監督作品。
精神科医とその妻の間に子供が生まれるが、妻はどうしてもその子…
精神科医の夫、赤子に母乳を拒否され産後鬱の妻。そこに雇われた若き乳母。
母としての無力感と立場を奪われることの焦燥感。見事な画作りと心理劇。読み書きが出来ない乳母の言う「見えないものが書けない」にド…
2022/8/8
イタリア映画祭2022の過去作オンライン配信。20世紀初頭のローマ。精神的に不安定な妻を演じるヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、彼女の赤ん坊の乳母となるマヤ・サンサ、2人の女性が本当…
撮影すげえ良い。陽光の中で無秩序に蠢き遊ぶ精神病の患者、夜の闇に行進する怪しげな葬列。ゴージャスな撮影にワクワクし続けた。だだこの映画、決定的な何かが足りない気がした。圧倒的な画がありながら感動はあ…
>>続きを読む[扉を閉め続ける男の出会い] 90点
大傑作。1999年カンヌ映画祭コンペ部門選出作品。マルコ・ベロッキオ長編16作目。正直イタリア映画もベロッキオも合わなすぎて色々諦めかけていたんだが、諦めなく…
出産後乳をやれなくなった妻と乳母として雇われた女性。母親の役割を果たせない苦悩と、乳母への嫉みをV・B・テデスキが見事に表現。乳母に接するうち、夫としての気遣いに欠けていたことに気づくF・ベンティヴ…
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