シャンタル・アケルマン作品、『こわれゆく女』、『2 / デュオ』などに類似した1人の女が精神を蝕まれていくストーリー。終始煽り気味のカメラと無機質かつ虚無を感じる妻の表情。目が凄い。突発的な奇行や沸…
>>続きを読む妻の不審な外出を見張る夫の追走劇はこれほどの簡素さでも成立するのだなと感心。砂丘(?)に佇む妻の背中の大写しから、次のショットではカメラが引き、妻の背中を垣間見る夫のロングショットが提示される。ここ…
>>続きを読む「そうなの?」と聞き返す寺島進からユーモラスな優しさが漂う。『こわれゆく女』や『2/デュオ』(自転車と車のチェイスもあったり)などを想起するが、心理的に危うい所でぶつかり合う前に、寺島の柔らかな佇ま…
>>続きを読むずっと観たかった篠崎誠のデビュー作。
監督のトーク付き。
小津やエドワード・ヤンと違う、あおり気味のカメラ。
撮影の古谷伸は加藤泰とずっと組んでいたがこの時75歳、パン棒を握るのも20年ぶりだった…
前半の少しずつ事態が不穏な方へ進行していく過程が面白い。盗んだ車で走り出す。
病院に行ったりしてからは少し停滞するものの、帰宅後の寺島進のぶっ倒れからのラストまではまた良かった。
急に自転車乗ってた…
風に揺れる白カーテン。曇りガラスの向こう。ダイニングに用意される朝夕の食事。手前と奥を歩く逆光の人影。突っ立ち眺める。背中の後ろからの視点。窓枠で仕切られる。発つ電車を追う。急に走り始めて逃げる。話…
>>続きを読む2023/10/02
やっぱり映画って面白いんだなと
カメラがあって、構図があって、音もある
カットが変わると構図も変わって、その時に切り取られた時間が流れる
それらの集合がシーンとなり、感情の流…