おかえりの作品情報・感想・評価

おかえり1996年製作の映画)

製作国:

上映時間:99分

4.0

『おかえり』に投稿された感想・評価

シネマQ

シネマQの感想・評価

4.0

前半の少しずつ事態が不穏な方へ進行していく過程が面白い。盗んだ車で走り出す。
病院に行ったりしてからは少し停滞するものの、帰宅後の寺島進のぶっ倒れからのラストまではまた良かった。
急に自転車乗ってた…

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lag

lagの感想・評価

4.1

風に揺れる白カーテン。曇りガラスの向こう。ダイニングに用意される朝夕の食事。手前と奥を歩く逆光の人影。突っ立ち眺める。背中の後ろからの視点。窓枠で仕切られる。発つ電車を追う。急に走り始めて逃げる。話…

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2023/10/02

やっぱり映画って面白いんだなと
カメラがあって、構図があって、音もある
カットが変わると構図も変わって、その時に切り取られた時間が流れる
それらの集合がシーンとなり、感情の流…

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Qbrick

Qbrickの感想・評価

4.0
上島美穂をあっちの世界へ誘う強烈なトラックバック。アブラハム渓谷。

このレビューはネタバレを含みます

これはなかなかの傑作。
最近世の中の狂っている人って自己主張が激しいタイプが多いようですがこの作品の奥さんのように静かに狂っていくのって正常人との境界線がわかりずらい。

正常な会話をしているつもり…

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塩湖

塩湖の感想・評価

4.5

遅く帰ってきた寺島進が「どうしたんだよこれ」と笑いながら食卓にならんだ料理を見つめる。でもローアングルだから、料理はミニトマトが見きれてるくらいであとは殆ど隠れてる。仕切り直しと言わんばかりに夫婦で…

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演技はもちろんのこと撮影の素晴らしさと危険なチェイスシーンに瞠目した。寺島進の「そうなの?」が印象に残る。

ローアングルとアオリによって印象的に撮られるショットは役者を影に落としその内奥を妻は隠し、夫は晒す。部屋のショットは柱によって分断される。冒頭のベランダから見下ろす背中のショットから漂う怖さ。寺島進…

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Takuo

Takuoの感想・評価

-
妻のCQは叶っている。
身内が敵対者で主人公のCQが達成していない時の鑑賞後の印象を良いものに持っていくのはかなり難しい。

旦那が家を出て帰ってくる間に、主婦が家の中で毎日どんな風に過ごしているか。

舞台挨拶で篠崎さんと寺島さんお二人とも結婚する前に制作された作品で、寺島さんは「何故カップルでなく夫婦でないといけないの…

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