シチリアを征服したクマ王国の物語の作品情報・感想・評価

「シチリアを征服したクマ王国の物語」に投稿された感想・評価

これ目当てで足を運んだのにうとうとしてしまいました。
クマの絵が大雑把。
ニコリともしないプーさんの大群。

残念ながら字幕の回で鑑賞。
yoyoyo

yoyoyoの感想・評価

3.6
吹き替え版鑑賞。リリー・フランキーも伊藤沙莉も上手い。柄本佑も悪くない。吹き替え版観たのはたまたまだったけどおすすめ。
子熊が人間に誘拐されて、お父さん熊が助けに行くところから始まり、人間と共存する帝国を築くお話。アニメーションのタッチが懐かしくも新鮮。カクカクして見える熊の造形も愛らしい。熊の集団がみんなで踊ったり騒いだりする様子に目元が緩んでにっこりしちゃう。お話はシンプルな童話で目新しさには欠けるかもしれないけど、色使いや絵のタッチが新鮮で楽しめた。キーとなる魔法使いの人間が、良い奴とも悪い奴とも言い切れずリアル。熊の愛らしさとどこか懐かしさを感じる色彩を楽しむ作品かな。
ぬるぬる動くクマたちが子熊を助けるために冒険し人間たちの町にやって来る!
分かりやすいしただの子供向けかと思ってたら結構重い話でもあるけど絵柄と演出でマイルドになってるのかな?
クマたちが戦いに勝つ度に音楽とともに踊り出すのがレベルアップしてるようにしか見えなくてニヤニヤしてしまいます
面で作ったようなクマたちの動きが可愛い。兵士たちの動きも面白い。
わかりやすい話もよかったが、死生観がシンプルでいい。
全体的に、生きるのなんてテキトーでいいんだよ。だってシチリアだし(?)という気持ちになった。おわり
小さい時にこれを観ながら育ちたかったなってすごい思った🐻
画も音楽も力がすごい!!!
nam

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3.8
「権力を巡るクマたちのゲームオブスローンズ !」

吹替にて。
御目当ての作品が満席のため急遽こちらの作品を。
フランスのアニメーションで、原作はイタリアで1945年に生まれた児童向け文学との事です。

基本的にはまるでおとぎ話のように人間とクマたちのストーリーですが、クマは人間のメタファーであり権力を巡り国同士で争い合う社会風刺的な要素も詰め込まれてます。

ルックはアートアニメーション的でどのシーンも背景やキャラクターのデザインが観ていて飽きないですし、ストーリーも前半は人間たちを攻め込む大勢のクマたちですが、いい事があるとみんなで一斉に小躍りする姿はなんとも微笑ましく癒されます。

そして後半ではそんなクマたちがタイトル通り国を征服した後が描かれ、前半の牧歌的な救出劇から権力を巡る、騙し合いが始まり、やや大げさに言うとさながらゲームオブスローンズ のような様相も呈してくるので意外にも楽しめました。

鑑賞は吹替でしたが声優として好きな伊藤沙莉さんが少年役をやっていたので知らずに見始めたので、あの独特な少年ボイスが聞けてラッキーでした!鑑賞後に知りましたが柄本佑さん、リリーフランキーさんも演じていたので違和感なく物語に集中できた程見事な演技でした!

元が児童文学でもあるので子どもももちろん楽しめつつ、アートな世界観は大人でも一見の価値ありです。
ぐりむ

ぐりむの感想・評価

3.3
7作品目


糖尿〜〜
糖尿〜〜〜

こういうデフォルメされたキャラデザというか、絵本みたいなデザイン好きだから良かった

魔術師のキャラ好き
奇術というかハッタリでなんかやるのかと思いきやガチ魔法🧙‍♂️
しょうかん、ザオリク、バシルーラ

途中途中に入る語り部2人(と1匹)もかわいい


クマと人間、お互い住むべきところがあって、それがお互いにとってベストな生き方に
サルペトルは教訓の犠牲となったのだ

字幕鑑賞
kenken

kenkenの感想・評価

3.6
自分の中で原作の印象が強過ぎたかも。クマの造形とかアニメーションの質感に馴染みきれず。原作との違いに色々戸惑ってしまったけど、オリジナルキャラのアルメリーナは逆に良かった。
皿男

皿男の感想・評価

4.4

このレビューはネタバレを含みます

シチリアといえば、地中海に浮かぶ交易の島というイメージ。
その歴史は、主に周りを囲む国々、つまり海からの征服者による支配者の変遷であって、山岳部に住む土着住民の反乱などは記録に残っていないと思うので、本作は設定含めてIFストーリーということのようだ。

とはいえ、例えば中国史において、遊牧民族が征服地に定着しては漢民族と同化、あるいは一定の征服期間を経て元の地に帰っていくような、人類史の中であらゆる時や場所で繰り返されてきたストーリーのアナロジーであったように感じた。

描かれているものの中で特に重要だと感じたのは、クマ・人間を問わず、権力に触った者は誰も完全な善ではなく、またお互いの功罪を正しく判定していないこと。
また、当事者達は自分達の集団を良く語り、一方で後世の者達は逆に自分達(人なら人、クマならクマ)の悪い面を語りたがるのも本質的に感じた。
過去に教訓を求め、今に栄光を求めるのが人(やクマ)の性なのだろう。

特筆すべきキャラクターはデ・アンブロジス。魔術師とは科学者、あるいは軍事力(武器)を持つ者を表していると思うが、
彼は最初は大公側に所属、立場が危うくなると反対側に取入り、更に自らが捕らえられれば仲間を言葉巧みに操って外敵を招き、そうして国を危機に陥れた張本人ながら最後は官軍内で地位を確保する。要するに自分のためなら正義も倫理もないトンデモナイ奴だ。そしてそのことに関して全く自覚的でなく、場面場面で自他共に正しい主張をしているように聞こえるのは、現代における科学技術と倫理観の問題のアナロジーにも思えるし、時代時代で信じられてきたロジック(宗教であったり、科学であったり、哲学であったり)への警鐘であるとも思えた。

フランス語版のキャストは日本語サイトには掲載されていないが、吹替版ではジェデオンとデ・アンブロジスのどちらも柄本さんが演じている。
このジェデオンも興味深く、物語としてはクマの繁栄までしか語らず、その先を結末を知りもしないが、一方「シチリアにはクマはいない」というのは常識の如く信じている。自分の口で語る2つの事実の間の大きな断絶について、なんら疑問や興味を抱いていない。
老クマ(トニオ)が語る「その後」にも、
あんまり良いストーリーではないですね、おやもう朝です(喰われなくて良かった)さようなら。
とあまり興味を示さない。彼にとっては悲劇であれ喜劇であれ、主人公側に正義がある事が語る上で重要であり、自己矛盾の末故郷に帰るようなストーリーへの変更は、彼の仕事上"都合が悪い"のだ。
相手と自分の立場関係にははっきりとした上下がありながら、自分の分野(魔術・語り)に関しては対等に渡り合おうとするのも同じ特徴だ。
同一キャストであることがどこまでいとされたものであるかはわからないが、時代を越えて信用ならない人物として両者がいるように思った。

シンプルかつリズミカルな展開、スッキリとしたキャラクター造形でコンパクトにまとめられており、ストーリー上のキャラクターの配置などに込められた意味をしがみ直す読後感がとにかく楽しい作品です。

長い時を経て多くのクマは死んでしまったのだろうが、人間から少しの食料を貰い、雪溶け後のあの洞穴で、仲間(霊体ではあるが)と共に暮らす、クマたちの最初の望みは叶えられました。
あくまで子供向けの映画です
イタリアではちゃんと子供がたくさん見れる機会があると良いけど
日本は単館系シアターでしかかからないから当たり前だけど大人しか見にきてなかった
絵はカラフルで素敵だった
CGも意識してみればわかっちゃうけど、ここまで馴染ませられるようになってきたんだなぁと感慨深かった


自分が平成狸合戦ぽんぽこのような、大人になって見返すと深い話だったと理解できるような上質すぎる物を見て育ったんだなぁと言うことを改めて実感する

それくらいの基準を勝手に期待している自分がいるので同じような期待をかけて見たりしてはいけないって分かってるんだけど…
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