恵比寿ガーデンシネマ。癒され系の客、暴動もの。日本人の北欧幻想に応える絵は数カットのみ。あとは延々定点カメラ中心で介護問題含みの日常描写▼なぜそこまで叔父に尽くすのか等々、徹底的に説明しないスタイル…
>>続きを読む台地に根ざした、血の通った作品。
繰り返す日常での、変わらぬものと変わらなければならないものとの拮抗を、静かな息遣いで描く。
真摯なカメラ位置。音楽の入り方もあざとさを廃した知的さを感じさせてい…
幼い頃に家族を亡くし、高校生で叔父に引き取られた27歳のクリスと足の不自由な叔父の二人暮らしの物語。
デンマークの田舎の風景と酪農を営む日常生活は美しくも閉鎖的。
朝早くに起き、酪農の仕事をし、叔父…
夢を諦めておじさんとの生活を選んだクリスと、夢を叶えてほしいと誘い出す周りの人々のどちらの気持ちも理解でき、もどかしい。
クリスは過去に日常を唐突に失ったからこそ、今の日常を手放せない。何が自分の人…
このレビューはネタバレを含みます
BGMや他人との会話、主人公の表情の変化などを削ぎ落とした映画で、より自分たちの日常に近い空気感で物語が進んでいく。
無駄なものがないから、伝わってくるものが主人公の心そのもののような感じがしてと…
腕は2本のまま、体はひとつなのに大切なものは少しずつ増えていく。
そして、変化はその良し悪しに関わらず、いつも痛みを伴う。
冒頭、繰り返される日々に彼らが満足していることが、台詞のない映像から容易…
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