都心のアパレル店で働く30代頃の女性が主人公
仕事が思ったように上手く行かず
気の迷いで始めた裏アカが切っ掛けで
一人の男と出会い少しづつ変わっていく…
といった感じ
キラキラした裏アカというよりも…
理屈では自分次第でいくらでも楽しくできるであろう恵まれた人生たちを
持て余して閉鎖的な気持ちになる、ある種贅沢な病とも言えそうな、けれど確かなからっぽ感と
誰かが住む予定の施行中のマンションのからっ…
なんでも器用にこなせる人の方が闇深いのかもな。
オープニング、エンディング、ブランドのコンセプトムービー全部絶妙にダサいのがだいぶ気になってしまって、音楽とか演出とか、映画にとってほんと大事なんだ…
主人公と同じ危うさを、私たち現代人は持っている。
彼女を嗤う資格だけはどんな努力家も、満たされた人生を送っている人間も持ちえない。
号泣しながらの「なんにもなくて」「ごめんなさい」連呼に持っていか…
©2020 映画『裏アカ』製作委員会