僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

上映館(14館)

「僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46」に投稿された感想・評価

二兵

二兵の感想・評価

3.6
欅坂というか、殆ど平手友梨奈のドキュメンタリーだった。

冒頭のライブ映像、狂った様に一人花道で踊る平手友梨奈の姿と、直後に現れる2016年時の、まだ無垢なアイドル"てち"だったころの平手の姿の差よ。

たしかに天才だったしカリスマだったと思うが、ファンもメンバーも彼女に依存し過ぎた結果、結局平手は人間としてもアイドルとしても壊れてしまったのだと思う…最後のステージ、楽屋裏でメンバー一人一人とハグをしてから舞台に立つ彼女の姿は、さながらカート・コバーンのような、危ういロックアーティストにしか見えなかった。

終盤は"ポスト平手友梨奈"時代の欅坂が取り上げられるが、平手の存在が完全に消失してしまっているのはどうなんだろう(苦笑)。
ピカル

ピカルの感想・評価

5.0
【もがき続ける少女たちの話】

『僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46』

平手友梨奈さんが好きだ。
だから、どうしても観たかった。
欅坂46のことは何も知らない。
それでも、鑑賞前に詳しい映画館スタッフにいろいろ教えていただき、楽曲を聴き込んだ。
何度も何度も同じ曲を再生した。
MVを観て、メンバーの顔と名前を覚えようと必死になった。

映画への期待は日々膨らみ、ソワソワしながらシアター内へ。
“アイドルのドキュメンタリー”を観ようという感覚は全くなくて、“たったひとりの少女の生き方”を見つめるつもりで挑んだ。

──幕が上がる。
彼女たちが映し出される。
響き渡る音の激しさに、ライブビューイングの感覚にもなる。

出た……出た……!!
冒頭5分で釘付けになり、心臓を騒がせながら目に涙が滲む。
これはすごいものに出逢ってしまったぞ……
こういう直感が外れることはない。

強烈なデビューを果たした欅坂46。
アイドルとして類を見ないビジュアル、パフォーマンス、そして、スタンス。
そんなグループの不動のセンター・平手友梨奈。
彼女が登場するたびに鳥肌が立つ。
表情、動き、どんな些細な変化でもいちいち痺れてしまう。
圧倒的存在感。
“華”よりも強く鋭い“閃光”。

こんなに炎が似合うアイドルは他にいないだろう。
むしろ、炎のほうが負けてしまう。
真っ赤な火花をバチバチと解き放っている。
かつて、か弱さ、儚さの象徴だった少女は、真実を訴える。
これが、僕たちのリアルなのだ、と。

映画をたくさん観ているせい?
平手友梨奈さんがソロパートを踊るシーンの撮影中、モニターをじっと見つめる他のメンバーたちの視線にグッときた。
和やかな雰囲気でメンバーがMVの撮影を進めている中、映し出された孤高の彼女の背中に息を呑んだ。
言葉よりも多くを語ってくれる姿。
そこにはきっと本音が隠されている。

彼女はどこへ突き進んで行ってしまったのだろう。
私たちを置き去りにして。
いや、置き去りにしていることにも気付かずに。

自分の感性では決して届かない才能の結晶。
嘘はいつも虚ろであるとは限らず、真実は純潔だけでは語り得ない。
観客に求められるのは、最後まで見届ける覚悟だ。

平手友梨奈は間違いなく櫻坂46を創った。
同時に、欅坂46は平手友梨奈を創っていた。
誰が欠けても、彼女たちは彼女たちになれなかった。

東京ドーム公演のラスト。
数万人の前でたったひとり、平手友梨奈さんが歌った『角を曲がる』。
涙なしで観るなんて無理だ!!
無理だよ……
彼女の「ありがとうございました」の声がそっと響いたとき、私にはこう聴こえたんだ。

「これが私のすべてでした」

私は平手友梨奈という存在にどうしようもなく惹かれ、彼女の表現にどうしようもなく惚れてしまったのだ。
もう、後に戻ることはできない。
だから祈る。

どうか、月の下で踊っていた少女たちが太陽を見上げられる世界がきますように。

──幕が下りる。
シアター内が明るくなってもすぐに立つことができず、足をガクガクさせながら出口へと歩む。
こんな映画が現れるとは。
映画館を出た後、いつの間にか暗くなっていた空に浮かぶ月が異常に綺麗だった。
優理

優理の感想・評価

3.7
やっぱり平手友梨奈ちゃんは神の子なんだろうなと思った!感受性が高過ぎるあまりに人の数倍生きづらそうだし、自分が受け止める感情の範囲が全方向に広過ぎて可哀想とさえ思ってしまった、、欅坂46は良くも悪くも戦場のようで、毎日が戦争みたいでメンバーも疲れるだろうな〜と四枚目くらいから思ってた。ちょうどその頃ネタで『(私が好きだった)欅坂46は解散した』と笑ってたけど、いざ実際に自分が好きだった、大切に思っていたグループが無くなってしまうと素直に悲しい。黒い羊のMV撮影での鈴本が衝撃だったってコメントをたくさん見たからすごく緊張していたけどオタク特有の強調(協調)だったので少し残念。ただただ、メンバーが誰一人残らず幸せになってほしい。欅坂46幸せであってくれ!(オタク特有の早口)(クチャクチャ)(アディダスの財布)(親が買ってきたチェックシャツ)(ダボダボのジーパン)(修学旅行で木刀購入)(午後の紅茶)(プーマの筆箱)(指紋でベタベタのメガネ)(プリパラでマジ泣き)(ワキガ) (ドラゴンの裁縫セット)(瞬足)(コーナーで差をつけろ)
1984ok

1984okの感想・評価

3.8
曲の持つメッセージ性と平手という絶対的センターにイメージが先行してしまって、最後まで追い付けなかった欅坂というグループの終焉が結構シビアに描かれていて、観ていて辛かったといえば辛かったです。というより必然的かもしれませんが、欅坂より平手友梨奈にかなり焦点が当たったストーリーでした。
まず欅坂がこういう形で終わってしまったのは何でだったのか。ドキュメンタリーを観る限りですが、まずはコンセプトや演出、曲や振り付けを含めた運営。
そもそもの話ですが背負ってるものが他のアイドルの比じゃないくらい壮大で重くてしんどい。その上、最初から納得のいく、満足のいくパフォーマンスなどではなく"勝ちに行く"という表現を使っていて、できなければ負け、まるで戦場で命を懸けて勝ちを目指すみたいな価値観が欅内で蔓延しており、そのために自らは強くならなければいけないという強迫観念が無意識に生まれてしまっていた感じがあります。さらにその中でもセンターを務めた平手はずばぬけた表現力で他を圧倒しており、全員で集まれば強いはずだったのが平手がいるからこそ強いみたいな意識に変わっていた事。平手がいるから欅坂、いなければ欅坂じゃない。
想像するに難くなくこれに打ち勝てず、それに甘んじた運営、メンバー、ファン全てがいつまでも平手に頼っていたせいで平手は精神的に崩壊し、それが一心同体と化していた欅坂の崩壊にも繋がったのではないかと。櫻坂への改名を前向きなお別れと言っていましたが、正直全然そんなもんじゃありません。平手に取り憑かれた欅坂を捨て去るための後ろ向きなお別れでした。
そして平手さんの表現力は今までもテレビで観ていて凄いなとは思っていましたが、何か凄いというよりも畏怖の念を感じるような上の次元のレベル。初期も普段は柔らかな表情を見せながらパフォーマンス中はまるで全てを切り裂くような、狂気的な視線を感じました。ステージ上では理性がぶっ飛んで機能を為してなく、人間が普段本能的に隠しているような感情や欲望を感性のままに曝け出している感じ。全てがダダ漏れで死にそうになっている姿に生を感じる、そこに我々はドキッとさせられるのではないかなと思います。
あと何よりも思ったのはドキュメンタリーというものは生の真実をそのまま映し出しているものと思いがちですが、この映画のメンバーのインタビューを聴いてもいてもどこか本心を隠しているような、真実を口にしてない雰囲気を感じ取ってしまいました。嘘と真実というサブタイトルは我々鑑賞者が、今観ているものが嘘なのか真実なのかを見定める必要があることを問われている感じがして、その意味で秀逸なサブタイトルだなと思いました。
何はどうあれ櫻坂へと改名したグループ皆さんの御活躍、御多幸を祈っています。これからも応援しています。
214本目🍿🥤
かっこよかった……(中身の薄いレビューですいません)
nanaco

nanacoの感想・評価

4.5

ダークナイトのヒースレジャー、役にのめり込みすぎて亡くなったって話思い出した
欅ちゃんはアイドルというよりパフォーマーで、激しいダンスも世界観の表現もほかのアイドルとはだいぶ違ってて、
その中でもセンターの平手ちゃんは圧倒的で、憑依型の表現する子で、まじでヒースレジャーだった、入りたてと脱退の時でまったくの別人になっててサイコ映画観てるのかと思った

ボロボロの平手ちゃんはみてられないくらい憔悴しきってて、特に東京ドームの不協和音は変な鳥肌がたった、もうやめてあげてって思って涙が止まらなかった
誰が悪いとかじゃなくて、自身が憑依型の表現をするからこそっていうのもあるし、スタッフ、ファン、楽曲、まわりのすべての重圧が1人の女の子にかかってしまってたんだな

でもやっぱり平手ちゃんセンターの欅坂をライブで見ることなく終わってしまったのはけっこうな後悔、それくらい魅力的、有給つかってライブ行けばよかった

平手ちゃんが休むってなった時の混乱は、桐島部活やめるってよ、そのもの
AKBはセンターに立ちたくてがんばるけど、欅は誰も立ちたがらない、先頭にいる平手ちゃんについていきたいって子がほとんどだから
でもその中で覚醒したみいちゃんすごかったな

あと、映画にはなかったけど2年前のクリスマス頃のMステの鈴本センターのアンビバレント最強にすき!
ちっちゃい体でバリバリ踊ってて存在感あって、未だにYouTubeでみてる

2期もすごい子たくさんで、櫻坂のパフォーマンス楽しみだなあ
森田ひかるちゃんはもちろんだけど、平手ちゃんの空気感と眼力受け継いでる天ちゃんも、普段ほわほわなのにダンスになると人が変わる夏鈴ちゃんのセンターもたのしみ

これほんとにほんとに観たくて、劇場のホームページに3回もメール送っちゃったよね
上映してくれたフォーラム八戸さん、ありがとうございました

欅坂の最初から最後まで、映画館のスクリーンと音響でみれてとても幸せだった
もう過去のものかもしれないけどアイドル史の中で確実な存在感があることはたしかで、この時代に欅ちゃん好きになれてよかった〜
risa

risaの感想・評価

-
私が当事者だったら平手友梨奈には本当に本当に言いたいことが沢山ある、良いことも悪いことも...
いつか全員選抜でなくなることがわかっていたなら最初から選抜制にするべきだったのかもしれない、デビューからずっと全員同じ『選抜』というラインでやってきたのに急にフロントから選抜落ちしたら心ではわかってても受け入れられなくなっちゃうのかもしれない、メンバーじゃないのでわかりませんが...
ウーンなんか感想たくさんあるはずなんだけど、本当言葉につまる



正解の道はわからないけど、今度こそ成功の道を全員で歩いて行ってほしい


⭐︎しーちゃん今までおつかれさまでした
やちお

やちおの感想・評価

4.0
最近欅坂のファンになった自分としては、うーんどうなんだろう?と疑問が残る映画でした。
とにかくセンター平手への期待と重圧がすさまじい。それを運営とメンバーまでもが後押ししてるように思えた。
平手は期待に応えよう応えようともがき苦しんでいて、最終的に脱退。観ててきつかったです。
不協和音の「仲間からも撃たれると思わなかった」が本当にその通りです。
欅坂46というグループを誰も救えなかったし、救わなかったんだろうなと感じました。
SHIHO

SHIHOの感想・評価

-
欅って書けない?とサイレントマジョリティーから、このドキュメンタリー映画とラストライブまでの備忘録。


欅って書けない?で彼女たちを知って、
サイレントマジョリティーで心を掴まれ、
楽曲と番組とで見せる表情の違いが好きだった。
人生で初めてアイドルのCDを買った。


“平手のバックダンサー”でいいと思ってた、あかねん。
そう思わせてしまうてちの凄みもあるけれど、番組のちょっとしたゲームで悔し泣きする軍曹の姿からは想像できない言葉だった。
てちはみんなが“そう”思っていることに危機感を覚えて離れることを決意したんだと、映画を見て思った。
ラストライブで見せた「世界には愛しかない」のあかねんは、どんな思いで舞台にいたんだろう。
あと、最後に手を繋いで帰ろうかを観れたのは、嬉しかった。

センターのもつ責任は計り知れないし、新作を出す度に前作を超えた表現力で欅の“顔”、そして“心臓”になったてち。
「不協和音」では全身全霊で曲の解釈をパフォーマンスで魅せてくれた。
その姿に、いつのまにか欅の楽曲の「僕」は、平手友梨奈だと思ってしまうほどだった。

このあたりから、てちは欅の抱える課題に気づいていたのかもしれない。
映画では倒れそうなてちを支え、抱えるメンバーが映し出される。みんながいたから全体重をかけられたのかもしれないし、フロントにしか立たせてもらえないようにも、今なら見える。


一番好きな曲の「風に吹かれても」でメンバー全員がフロントを経験する中、センターは不動。
またてちのパフォーマンスが見れるとはしゃぐ一方で、他のメンバーのセンター台頭を期待していた。


正直、志田さんが卒業したあたりから、欅のメンバーが欠けていくことにどこか心が痛まない自分がいた。
たぶん、その時くらいから「この子たちが見られなくなる日がいつかくる」という覚悟のようなものが、徐々に出来てきたんだと思う。

二期が入って、「新しい風が入る」ってこういうことなんだって思ったし、彼女たちの雰囲気は誰に迎合するでもなく、このままであってほしい。


センターに立つことが怖くて、部屋の隅で丸くなってた小池。
最初はTHE・女の子という印象しかなかったけど、負けず嫌いなところがあることを知って好きになった。
ツアーを通して、自分の解釈を載せた二人セゾンを踊り切った彼女は、ラストライブで堂々とアンビバレントを踊った。
“代理センター”という言葉が嫌いで、原田さんの二人セゾンも、菅井さんの不協和音も、すずもんのアンビバレントも、ゆいちゃんずのガラスを割れも、どれも刹那的で衝撃的で記憶に残ってる。


欅のために、欅を考えてきたメンバーから
「チームに貢献したい」という言葉が櫻坂では出ないように走り抜けてしてほしい。
さつき

さつきの感想・評価

4.5
見ごたえがあって良かったです。平手ちゃん、生で歌聞きたかったよぉ。
>|

似ている作品