チャップリンのニューヨークの王様の作品情報・感想・評価

「チャップリンのニューヨークの王様」に投稿された感想・評価

方眼

方眼の感想・評価

4.0
1957年”A King in New York”。アメリカの赤狩り。CM。音楽。嫌いだったトーキーもうまく使っているような気もするが、本人がのっているのはやっぱり昔ながらのパントマイム。
チャップリンがアメリカを追放されてからの映画で、全編にわたってアメリカ社会と赤狩りに対する批判で固められている。ほとんどが皮肉的な笑いだけど十分楽しめた。でも、全盛期ほどの切れもなく、強いメッセージ性に若干の笑いが付随してる感じがして物足りなかった。
トト

トトの感想・評価

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@DVD (ポニーキャニオン/ヘラルドのシリーズ)
字幕 清水俊二
玲

玲の感想・評価

5.0
隠し撮りしてしれっとCM喋ったりのところ、めちゃトゥルーマンショー!

本棚の柄の扉を開けたらTVが出てくるの、めちゃくちゃ皮肉。痛いのでは?われらも。今のこの国があるのは、われらの不勉強や思考停止のタマモノでもある 

現代21世紀のこといわれてるみたい。本気でお前らの嫌なとこ全部言ってやるって感じだったな。
話はチャップリンベストだとは思えないけど、でもこの人はこの作品も作るべくして作った。プライドを基盤にしたから自分は王様役で出たのかもしれない。そしてあえて王様という裸になりやすいものにもなった。

チャップリン、初期作品の原始時代のやつみたいな若干のいやらしさ(表現するのに難しいことばだ)はあったけど、でも育んだ魂は残ってるんだなっておもった。あの時期の作品からは想像つかないかも 

まだ見てない初期作品たくさんあるし今見るのが困難な作品もたくさんあるけど、きっとこれからなに見ても思うけど、口開けてニッコリ笑うの大好きです

伯爵夫人見ようか迷う〜!いや見よう
ひでG

ひでGの感想・評価

3.7
事実を知って観ないと意味がない作品。
何も知らないで観ると、
「チャッブリンもこの頃は落ちたね。なんか笑えないね。」て思うだけかもしれない。

笑えない?

そりゃそうだ!

だって、彼はずっと根底に持ち続けてきた映画制作の根幹の精神のヒューマンな部分を全て捨て、
ただ一点、ある感情の赴くままに作品を仕上げたのだろうから。


それは、アメリカへの憎しみ、恨み、
そして皮肉、、、

「モダンタイムス」や「殺人狂時代」を
「容共的」と揶揄され、
1950年に入ると、度々召喚命令を下され、
ついには、1952年に、国外追放となったチャップリン。

皆さん!考えられますか?
あのチャッブリンが!

あの名作を次々に世に作り出したチャーリが国外追放なんて!

それを「自由と民主主義」掲げていた(表向きは)アメリカがやったんですよ💢

あの戦争後、わずか7年後のことですよ💢

この映画はそんなアメリカへの痛烈な皮肉に終始している。

うるさいだけのパーティ、

CMに流れれば商品が売れるTV資本主義

自由とは名ばかりな勝手に振る舞う学校

劇中に出てくる映画のデフォルメの凄いこと。

内容なしの謳い文句だけのフィルムの連打

そして、劇中に重要人物として登場の演説少年。

作り手は、その共産少年には加担してはいないように思えるが、
かといってそれを尋問したり、追放したりする社会って何なんだ!と激しく問いかける。

さりとて、チャーリが演じる王様をヒーローにせず、彼自身をも、ちらっと彷彿させるような、若い女の子好き、みたいなダメな部分も見せていくあたりは、実にバランスが良い。


往年のコメディの動きや表情も随所に見せら飽きさせない作りも、怒り心頭の中でさえの余裕も感じる。

そりゃあ、歴代の名作たちに比べれば、、とは思うが、決して駄作ではない!

ネットでいいので、れっどぱーじとチャッブリンの関係を検索してから、観ることをお勧めします。
IKD

IKDの感想・評価

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風刺と皮肉がさすが!
Mandolin Serenadeいいよな〜
チャップリン晩年の作品。

ところどころに往年の芸を見せてくれるが、ぜんたいにテンポが悪く弛緩したシーンが多いのが残念。

なにより「赤狩り」に染まるアメリカの負の部分を強調するあまり、チャップリン自身のアメリカに対する恨みがあからさまに現前していて興ざめするところも少なくない。
風刺がキツめだけどすごくいい。革命。少年とのなんともいえない関係。よい。
Nia

Niaの感想・評価

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チャップリン自身の経験だと思うと、何か感じるものがある
論文題材にするか迷う
ぱなお

ぱなおの感想・評価

3.4
今まで観たチャップリンの作品の中では、一番複雑だったかな。アメリカという国や、原子力や共産党やら、情勢を皮肉ったものであろうから、ちょっと難しい。なので他の作品のように純粋に楽しめたかというと、ちょっと違う。子供ながらにして、天才児ルパートの説教のスピードと力強さがスゴいわ…。チャップリンの実子とはねー!