資本主義を否定した、自由と平等が保障された町に住むものの、結局は資本主義を回すための人数合わせでしかなく、そんな皮肉めいた町の中で生きていく人もいれば、不自由で不平等な世界へと戻る人もいる。
自由と…
インターネットの書き込みやデモ活動、ある程度の数いないと成り立たないけど、「どんな人間たちなのか実態が分からない、透明な存在」
の実存をディストピア風の切り口で捉えるアイディアはめちゃめちゃ良い。
…
設定は面白そうなのにかといってそれが活かされていない。現代社会の風刺映画を作りたかっただけの様に感じる。
終わり方もそうだが、良くも悪くも長編の世にも奇妙な物語みたいな作品。
なんかもっと裏があるの…
冒頭ビルとビルの間のほぼ90度俯瞰ショットがかっこよかった。
施設での人が歩くのとカメラの横移動が気持ちいい。
ロケ地が気になった。
黒沢清の不条理感というか、シュール感を感じた。
映画のトーンとし…
(c)2020「人数の町」製作委員会