「2時間でスッキリまとめてある」
ストーリーの大筋は同じも設定や構成は原作小説からだいぶ変えられています。特に作品のオチでもあった、融資先銀行の担当がメイド喫茶の常連だったエピソードはまるまるカッ…
青森県弘前市の高校に通う相馬いと(駒井蓮)。
弘前市の大学教授の父(豊川悦司)と祖母ハツヱの3人暮らしです。
いとが5歳の時に母は他界していますが、三味線を愛する想いは母から受け継いでいるのかもしれ…
「海辺へ行く道」の監督の他の作品を見たくて。
主人公は内気で言葉少なめ。それに加え、津軽弁のクセがスゴくて全然聞き取れないし、意味が分からない。ただ、いとが弾く三味線が言葉以上に雄弁に語っていたか…
さちこさんがいとの髪をとかしているシーンで不意にあったけぇものが頬を伝いそうになった。
映像が綺麗。日照時間が短い北東北の夕焼けは本当に儚い。
変化と伝統。メイドもロボット掃除機も受け入れるし、…
とても小さな物語で、舞台は家と学校とバイト先だけ。登場人物も極めてミニマムだ。
しかし、物語という小石が投じられた水面は、静かだが確実に映画的感動というさざなみとなって鑑賞者の心に広がっていく。
…
(C)2021『いとみち』製作委員会