もみの家の作品情報・感想・評価

もみの家2019年製作の映画)

上映日:2020年03月20日

製作国:

上映時間:105分

3.9

あらすじ

「もみの家」に投稿された感想・評価

富山旅行で散居村を眺められる丘に行った時にそこに案内があった映画。上映終了ギリギリに高崎まで観に行きました。。

佐々木すみえさんの遺作になってしまった映画です。こんなおばあさん、いいな。。
「早くやりたいことを見つけなさい。」なんて親から言われたことを思い出すと、いつからか自分にはやりたいことがあって、少しはやりたいことをやれて成長してきたのかもしれないと、嬉しくなる時間があったりする。

この映画は、そんな自分のやりたいことを見つけられずに塞ぎ込んでしまった女の子が農業を通して、人と触れ合い、街とふれあい、自然と触れ合い成長していく物語。ほのぼのとして心温まる、非常にいい映画でした。

学校に長い時間行っていないと、久々に行く時になんとなく恥ずかしい思いをしたりするが、そういった何気ない時間が積み重なって不登校は生まれるんだろうな。
いつのまにか集団で行動することを忘れ、社会から引き離されていく。
もみの家を通して、内なる自分をゆっくり、時間をかけて一つ一つ感じ取り、成長していくので、非常にゆったりとした映画だけれど、南沙良さんの成長していく様の表情が素晴らしい、、後半は急に明るい子になっちゃったので、少し経過が見たかったけど、悲しみの表情なんて最高でした。
塞ぎ込んだ役ばかりなので、こういった明るい役は珍しいけど、そのコントラストがまた良かった。

気を衒った演出はないが、カメラワークはFixの画よりもジンバルで撮影しているような画が多いのも、娘を見守る親の目線だったり、周りの環境に馴染めない主人公の目線だったりが現れているようで良かった。雄大な砺波平野の大自然がスクリーンに広がる光景は美しかった。

一つ欲を言えば、もう一山欲しかったところ。成長物語なので、課題を一つ一つ超えていくのは良いのだが、何くそ!と自分を奮い立たせるようなシーンがもう少し有れば、尚よかったなと思う。

地元のお祭りのシーン、非常に印象的でした。特に佐々木すみ江さん。遺作だったなんて知りませんでした。theおばあちゃん。なんとも愛おしい表情をもう見れないなんて残念です。
Junichi

Junichiの感想・評価

4.2
死ぬことも生まれることも生きること
成長できないことに悩むくらいなら
変わってしまえばいい

【撮影】8
【演出】8
【脚本】9
【音楽】8
【思想】9

坂本監督と髭野プロデューサーによる
オンライン舞台挨拶付きを劇場で

富山の四季を観て欲しいとのこと
どのカットにもこだわり
確かに
高台から眺める夕陽の場面は
この世界とは思えないほどに美しい

主人公あやか=南沙良さんの一年間を切り取った映画

と同時に
佐々木すみ江さんの晩年の一年間を切り取った映画(彼女の遺作)

富山の美しい四季が
生きているものたちを照らし出す

成長なんてできなくても
季節は日々
確実に移ろいでいく
そして一年間経てば
元の季節にきちんと戻る

この
きちんと戻ることが大切

桜がきちんと毎年
春に花を咲かせてくれるように

時代のキーワードはもはや
【持続可能性(sustainability)】ではありません

ポスト・コロナは
【命の循環(永遠回帰)】です

いまこの状況下において観るべき映画
至福の劇場体験でした。

東京在住の人にオススメです
ヤマダ

ヤマダの感想・評価

3.6
少しひねくれてる自分は、体が痒くなっちゃうようなシーンがいくつかあった
観終わって、終わり良ければ全て良しとか急がばまわれとか逃げるが勝ちとかの言葉が浮かんできました。
傑作「真白の恋」監督新作。‬
‪不登校少女に、元不登校児が語る‬
‪「逃げるが勝ち。たまたま合わない人が多かっただけ」が優しい。‬

‪〈止まってもいいが、籠もるのではなく、違う場所へ歩け〉‬
‪というメッセージは全てに有効だなと感じた。‬

‪前作に比べると暗さがなく偽善的だが、芯は通った佳作。‬
Shimogai

Shimogaiの感想・評価

4.0
大きなドラマはなく静かに進んでいくが、自然の風景や人の優しさがじんわり沁みてくる。昨年お亡くなりになった佐々木すみ江さんの芝居が胸を打つ。教育に携わる者として色々と参考になるシーンもあり観て良かった作品。
Mimichan

Mimichanの感想・評価

4.3
素晴らしかった

あやかがゆっくり時間をかけて成長していく姿が彼女自身の目の奥から、表情から、感じられた

後から聞くと本当に1年間かけて撮影されたみたいで、髪が伸びていったり顔つきが変わっていく様子が生々しく表現されていて、起きたことだけを映し出すだけでなく深く意味のあるカットばかりで、彼女の感情の変化に寄り添って観てると、何度も涙した

心温まる作品でした
朋美

朋美の感想・評価

4.6
観れて良かった映画!
生きづらさを感じたときにまた観たい。

親と性格のタイプが違うと、親には自分を理解してもらえないと思ってしまう感じや親が嫌になってしまう気持ちに共感した。

彩花とおはぎ名人のお婆ちゃんとのシーンがどこも良かった。出会いも、稽古場での再会も、獅子舞の本番も、お別れも。

彩花の繊細さや成長をすごく自然に演じていた南沙良さんが素晴らしいと思った。

朝御飯の鮭とか野菜、おはぎ名人のおはぎもとっても美味しそうだった!

最後にもみの家の由来を知れるのも良い。
紫苑

紫苑の感想・評価

4.0
学校を不登校になり家に引きこもった16歳の少女が、富山の四季折々の自然に触れ、人との出会いや別離などから成長していく姿を描いた人間ドラマ。良作でした♪

富山県出身の坂本欣弘監督の街への愛を感じます♪風景などきれいに撮ってます。
焼き鮭やおはぎも美味しそうに映してました😁

南沙良さん、とても良かったです♪中田青渚(せいな)さんの存在感ある演技にもとても惹きつけられました😊

決まったレールをしっかり生きる⁉︎
窮屈さを感じる青春時代、迷った人に観て欲しい作品。自分を知るのに焦ることは無い。ゆっくり自分を見つめ、何に喜怒哀楽を感じるのか、どんな人間になりたいか考え、気付き始めた時、普段の生活に戻っても、些細なことにも新鮮さを感じるのかなと思いました。
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