青森県弘前市の高校に通う相馬いと(駒井蓮)。
弘前市の大学教授の父(豊川悦司)と祖母ハツヱの3人暮らしです。
いとが5歳の時に母は他界していますが、三味線を愛する想いは母から受け継いでいるのかもしれ…
さちこさんがいとの髪をとかしているシーンで不意にあったけぇものが頬を伝いそうになった。
映像が綺麗。日照時間が短い北東北の夕焼けは本当に儚い。
変化と伝統。メイドもロボット掃除機も受け入れるし、…
とても小さな物語で、舞台は家と学校とバイト先のメイド喫茶のみ。登場人物も極めてミニマムだ。
しかし、物語という小さな小さな小石が投じられた水面は、静かだが確実に映画的感動というさざなみとして鑑賞者…
このレビューはネタバレを含みます
本作は、津軽弁という難解な方言を自在に操る主人公を描いた青春ドラマである。津軽弁は一般的な日本語話者にとって非常に聞き取りづらく、場合によっては英語の方が理解しやすいほどである。作中で登場する青森県…
>>続きを読む出だしっから津軽弁全開でなにを言ってるんだかほとんど聞き取れないんだけど、それでも伝わるキャラクターの性格や背景、気持ちの機微が心地いい。主人公の朗読がクラシックみたいというのはこういうことなのか?…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
店舗の閉鎖、親との喧嘩といった起承転結の"転"があるものの、そこに悲壮感はない。
内向的である彼女が、自分を持って前に進もうとする姿勢が感じられ、もはや道が拓けたポジティブな印象を受ける。
自身の…
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