結婚は慎重に!の作品情報・感想・評価

結婚は慎重に!2020年製作の映画)

Shubh Mangal ZyadaSaavdhan

製作国:

上映時間:117分

3.5

あらすじ

「結婚は慎重に!」に投稿された感想・評価

193

193の感想・評価

4.1
理解したくても理解できない辛さ、理解してほしくても理解してもらえない辛さ、両方わかって泣いてしまった。いい映画です。
花梛

花梛の感想・評価

3.4
全編通して完全にコメディだったなぁという印象。パワフルで良いなと思うもののラブが薄味で、そこがちょっと物足りなかった。
IMWのワースト。アーユシュマンクラナがゲイカップルを演じるということで期待していたが、インドのゲイへの意識は上がったと言えるのか微妙なライン。
そもそもギャグやストーリー含めて全く面白くない。

最低限の知識として、インドでは法律でゲイは禁じられていて2018年にやっと合法化されたというのは知っておかなければならない。
本作は合法化される直前の話なのだが、その377条に左右されすぎだと思った。
家族にゲイがバレるが、合法化されたら合法的にゲイでいられるじゃん!という展開で、何とも薄い。
肝心なゲイカップルからお互いの愛を感じられない。
インド映画は、散々駆け落ちやら心中やら“愛”を優先していってるくせにここに来て法律を気にするなんて。
「ゲイへの偏見を失くそう!」と必死になりすぎていて、この映画がまず偏見をなくせていない感じ。

同じテーマでゲイカップルを描いた映画と言えばラージクマールラーオ主演の『アリーガルの夜明け』があるが、そちらは現実的でかなり辛さ爆発の映画だった。
でも本作はエンタメのラブコメなんだからもっと愛がぶっ飛んでてもいいんじゃない?と思う。
ezu

ezuの感想・評価

4.0
アマンが何考えてるのかも黒カリフラワーとは何だったのかもイマイチよくわからないところもあるんですが、違法とされていた同性愛が認められ、愛し合う2人の熱烈なラブシーンたっぷり(男女でも直接的なラブシーンが少ないインド映画では珍しいのでは?)にこの映画製作されたことはそれだけでも意味のあることだったのだろうし2人には幸せになってほしい。
あとダンスシーンが多いので楽しかったです。
yukiko

yukikoの感想・評価

3.8
(IMW2020にて鑑賞)

アーユーシュマンという人は、ヒーローやただのいい人じゃなく一癖あるような役をなんとも魅力的に魅せる人だなぁと思う。「バレーリーのバルフィ」も「盲目のメロディ」もそうだった。

黒カリフラワー…???
黒カリフラワーのせいで俺たちは破滅だ!
黒カリフラワーを割ってみれば中には…(戦慄)
勢いよく燃える黒カリフラワー(燃えるんだな…)
黒カリフラワーがいったい何を象徴しているのかはよくわからないけれど、割った中身の映像は心に食い込んで残った。

クスムとゴーグル、2人の女性のキャラも、お母さんたちも、悲壮にならないたくましい描き方が私が今まで観たインド映画の中では珍しい感じがした。
親戚のおじさんもよかった。

物語としては、実際のところそんなにうまくはいかんだろう!という落ち着きどころではあるけど、そうなったらいいよね!という希望のある終わり方でよかった。

「わからないんだ、理解できるかどうか」と正直な気持ちを言ったお父さんと、3人でバイク乗るところで、わからなくても歩み寄ろうとするお父さんにちょっと泣いた。

刑法377条(同性愛を違法とする)の違憲判決が2018年、つい最近か!と驚いたけど、日本でも違法とまではいかなくても、まだそういう考え方は根強くあるよなー、こないだも何かあったよなーと思った。

ホモフォビア(同性愛嫌悪)は「伝染する病気じゃなくて、考え方の病気」という台詞、このコロナ渦でウィルス以上に広がる「考え方の病気」のことも思いながら観た。
自分も「考え方の病気」にならないように。
割った黒カリフラワーの中身みたいに。

たくさんインド映画を観た私でも、黒カリフラワーをはじめ、いろいろ異文化で、深い意味まで理解できなかったところがたくさんあったけど、それでも画期的な映画だとは感じたし、結婚式の色とりどりの衣装も綺麗で、とても楽しかった。

描き方によっては、もっとえぐい苦しい物語にもなりえる話だけど、あえて重いところはぼやかして、明るくライトに描いたのも、作り手の想いだろうなーと思った。まずは知ることから。

(黒カリフラワーの謎を知っている方がいたら教えてもらいたい)
レク

レクの感想・評価

3.3
当時のインドでは同性間の性行為は違法とされ、10年の禁錮刑。
女性カップルの挙式がキッカケで、インド最高裁判所が2018年9月に同性間の性行為を不自然な違法行為と定めた刑法第377条を憲法違反と判決を下し、合法に変わりました。

そんなゲイがまだ違法とされていた時代、親同士が決める結婚が当たり前のインドで、同性愛が愛の本質を訴え、愛が結婚観を問う。
美化した同性愛ものでなく、父親の受け入れたくても理解できないその葛藤が描かれていた点は評価したい。

法律、宗教、親。
人を愛することと結婚が直結されないインドにおいてこの三枚の壁というのは本当に分厚い。
ただ今作においてはコミカルに描くことで見易くはあるが重たいテーマそのものが安っぽく見えてしまったのも否めない。

主演は『盲目のメロディ』主演アユシュマン・クラナ。
昨年IMW上映作品『バレーリーのバルフィ』でも主演を務めてます。

このレビューはネタバレを含みます

【あらすじ】
密かに愛を育んでいたカールティクとアマン。アマンが親戚の結婚式のため帰郷した時、二人の関係が彼の父に知られてしまう。パニックを起こした両親に逆らえず、アマンは許嫁との結婚を承諾する。諦めきれないカールティクは、説得を試みる。(IMW2020サイトより)


『僕らは毎日戦っている。でも家族との戦いが一番つらい』カールティク

人の数だけ「常識」があり、皆その「常識」を拠り所にして人生の選択をする。歳を経るほど心身に染み付いた「常識」を書き換えるのは難しくなる。生きるとは「常識」と「常識」のぶつかり合いだ。『結婚は慎重に!』は、主役のゲイカップルのラブストーリーであると同時に、アマンの父の葛藤の物語だった。

足立区の区議の差別発言は記憶に新しいが、似たような発言は僕の身の回りにもある。例えば今年の春先の話。要約すると「結婚して子供を作って親孝行するのが幸福。それ以外は全て孤独死」そのようなことをえらい人が言った。それに対して「もし僕が同性愛者だったとしたらどうしますか?」と訊ねたら、答えは「好きにしてください。幸せにはならないだろうけど」だった。「子供を育てやすい環境にします」なら反対などしない。だが、どうしてそこにマイノリティを蔑んでおく作法があるのか?福祉を謳いながらそこから漏れたものを叩く。それは善意の旗を振りながら行われる一番厄介な差別のかたちだ。

アマンの父も(もちろん世間体もあっただろうが)異性婚が息子の幸せになると信じていた。だが幸せを願うことと、幸せの形を押し付けることは違う。親の考える「失敗」も「不幸」も、子供たちにとっては「成功」や「幸福」であるかもしれないのだ。


対するカールティクは“ヒーロー”だ。彼は作中でもたびたびそう呼ばれる。ヒーローの面目躍如は恋人アマンがカールティクのために家族との関係を断ち切ろうとするのをたしなめる場面だ。カールティクは恋人をその家族ごと愛そうとする。それはなによりも「恋人が幸せになること」を第一に考えているからだ。家族を捨てては恋人が真の幸せを得ることができないと分かっているのだ。作中には駆け落ちするカップルが何組か出てくる。しかし彼だけは“駆け落ちしない!”のだ。ヒーローは逃げださない!


アマンの叔父チャマンも小さなヒーローだ。

チャマン「いつ男が好きだと気づいた?」
カールティク「あんたはいつから女が好きだった?」
チャマン「!」

このやりとりからすぐ気づけるチャマンは聡明だ。ちょうどくだんの区議が「同性愛は趣味」と発言したことと対照的だ。チャマンも別の差別を感じてきたからこそ理解できたのかもしれない(その娘ゴーグルも同様に)。彼の見せ場はもちろん警官がアマンたちを“同性愛の罪”で逮捕に来た時の口上だ。証拠不十分を理由に追っ払うくだりではそれじゃごまかしだ、同性愛が罪だと認めていることになる…とハラハラさせるが、次のくだりで“罪ではない”と論破してくれた。


強い拒絶だけではなく消極的な否定や無関心など、同性愛に対する差別の例をうまく盛り込みながら、茶化さず、感情的にもなりすぎず、観終わったときにはハッピーエンドを感じられる良作。多様性について考えるきっかけには最適な一作ではないだろうか。過激なシーンもなく子供にも観て欲しいと感じた。


さて最後にアマンの父に話を戻そう。

「私には理解できない。でも私のことは気にするな」

最後に彼がふたりに投げかける台詞だ。カールティクは十分だと彼を抱きしめた。全ての人間の「常識」をひとつにすることなんて出来ない。けれど「常識」がひとつじゃないって認めることなら出来るはずだ。
mary

maryの感想・評価

3.4
同性愛はいけないことです!逮捕します!

はぁ??そんなこと法律で決めることじゃないだろ!人の勝手だろ!ばかじゃないの?ってみんなが思ってること全部言ってくれるシーンがあってスッキリ。

カールティクというキャラがあまり好きではなかったな。よく考えるとアユシュマンて性格に難有りなキャラばかりだな。性格がめちゃくちゃいいアユシュマンが見たい!






同じテーマでソナムちゃんの映画があったけどあっちの方が自分好みだったなぁ。
yuki

yukiの感想・評価

3.0
ひとり🇮🇳映画祭1本目

「愛には性別も色もない」

それを本当に理解すること、ただ存在していることを受け容れるのが難しい。
MIA

MIAの感想・評価

3.5
うわーい今年もIMWで映画を観れた!
いろんな設定が詰まってて、言い合いのシーンが多くて…個人的にはあんまり好きでない感じだったけど、ちゃんと伏線?回収しつつ、難しいテーマを形にしていて良かった
劇中歌と、主演の2人の 想い合ってる表情・瞳がとても良い…
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