赦しの作品情報・感想・評価

「赦し」に投稿された感想・評価

すー

すーの感想・評価

3.0
東京国際映画祭にて。

厳格な父親が次男だけ甘やかすことに対し、長男が感じていた鬱屈、嫉妬。それらが爆発して起きてしまったある事件。誰が誰を赦すのか。終始緊迫した重苦しい映画ではあるが、事件までの過程、罪の意識とそれぞれが抱える鬱屈に対しどう向き合おうと足掻くかを描いていて良かった。
東京国際映画祭 7日目鑑賞

長男に対し異常に厳格な父
寡黙な母
少年期の兄が弟に向けてしまった過ち。
過ちに至るまでのプロットはそれほど目新しいとは感じなかったけれど、音楽が一切かからないなかでの、トルコの山間部の美しい自然と、長男アジズのトラウマ、母の鬱憤が心に響いてしまった。
父の怒りの頂点は地震のような揺らしか。
委ねられ系の終わり方は割りと好きなので静かなエンドロールはかなり浸りました。
鑑賞後にポスターを改めて見てみると
視線が色々語っていて、そして構図が悲しい。
しかし兄弟の顔が全く似てなかったのはちょっとおかしかったw
監督の長編デビュー作品とのことでしたが、もし公開されたらもう一度観たい作品。
180 2020/11/7 東京国際映画祭24本目

冒頭の孔子の言葉が渦を巻く。
誰が誰を赦すのか、赦せるのか。
飴と鞭の差が激しかったり高圧的過ぎると、こどもは恐怖から嘘をついたり隠し事をしたり、萎縮して簡単な質問やお願いもできなくなる。小さな子には、特に過疎地では家族がほぼ世界の全て。重く切ない。
【TIFF2020】「赦し」同じことが家族に起きたら、私は心とどのように折り合いが付けられるかな。 簡単には納得が出来ないだろうし、時間が癒してくれるのを待つしかないのでしょうね。
https://t.co/cgdENrq4NT?amp=1
mi

miの感想・評価

3.3
東京国際映画祭4本目。
厳格な父に抑圧されながら過ごしてきて優等生の弟と比べられる。問題児というレッテルを貼られたアジズが最初から最後までかわいそうで罪を感じる姿を辛かった。母親が父親を窓から見るシーンや、炎を見つめるアジズなど、表情と間で感じられる感情が多くて、台詞が少ないのも良い。スクリーンめいっぱい使った景色や風景の豊かさが綺麗だった。
【東京国際映画祭2020】にて、

ひたすら、重い映画。

全盛期のアブドーラ・ザ・ブッチャーくらい、重いです。

父親に、厳しく躾けられる長男と、甘やかされる次男。

トルコ人っぽい顔の長男と、白人っぽい顔の次男の違いも、何となく気になります。

この、間違いだらけの父親。

彼の子供時代こそ、描いて欲しいと思いました。
fumiel

fumielの感想・評価

3.7
東京国際映画祭にて4作品目を観賞。
トルコ映画。前情報全然なしで観たけど、予想以上に面白かった。田舎暮らしの家族の悲劇。自分がもしお母さんの立場だったらどうしてたかとか色々考えてしまった。アジズが可哀想だった。
lp

lpの感想・評価

4.3
東京国際映画祭にて鑑賞。

TOKYOプレミア2020からトルコの『赦し』。
ほぼ毎年1本はコンスタントにTIFFで上映されるトルコ映画。個人的には敬遠してしまうことが多いのだけれども、今作は家族のドラマがメインで面白そうだったので、鑑賞することに。そしてこれが予想以上に面白い傑作だった!

トルコの山間部に暮らす4人家族(父親、母親、幼い兄弟)の物語。ある日、長男が次男に向けて猟銃を発砲してしまい・・・というのが導入部。
映画はここから残された家族に焦点を当て、各々の事件が起きてからの変化を静かに映す。1人で過ごす時間が増える父親、完全に塞ぎ込んでしまう長男、何とか残された家族をまとめようとする母親。映像と役者たちの演技(表情)の力だけで、登場人物の内面を映していく。
台詞はほとんど無く、音楽も一切無し。しかし、退屈さは一切感じられず、むしろ決定的に崩壊する危険性を秘めた家族の関係性には、緊張感すら感じられる。この展開には見入ってしまった。
キャスト陣(特に父親役の表情)も素晴らしい。

そして極めつけはラスト。
事件以降の家族の心情を淡々と静かに映して終了!・・・としても、おそらく映画は成立するし、実際に物語を動かさない「アート映画」は多数あるけれど、今作は映画終盤で大きく物語を動かして映画を完結させる。
しっかりストーリーも意識した製作陣の姿勢をまず推したい。また、終盤の内容自体も素晴らしい。淡々と静かに積み上げてきた事件に対する家族それぞれの想いを、見事に一点に結実させている。
最後の最後はオープンラストであるけれど、個人的にはハッピーエンドとして解釈したことは書いておきたい。

基本的なプロットは「家族の悲劇」を題材にしたスタンダードなものだし、淡々とした展開には賛否が分かれると思いますが、個人的にはかなり嵌まった映画です。
難しいとは思うけれど、日本公開を期待したい!オススメ!
兄弟で父親からの扱いが違い過ぎるが故にとんでもない事故が起きてしまい、その家族が今にも崩壊しそうな状況に陥る

父親と母親の子供たちに対する考え方の違い、父親から受ける感情の違いで兄弟の間にも少なくとも確執はあった訳で、兄が誤って弟を猟銃で撃ってしまったことを皮切りにどんどん家族間の感情が剥き出しにされた感じだった

終始重たい雰囲気で綴られ、ラストシーンの先は二通りの結末を観客に委ねられたような気がした

この家族が特別な訳でなく、実際に同じような状況の家族もいるだろうし、血が繋がっていても性格も何もかも違う訳だし、人との関係を築くというのは身内であっても難しいものだ

タイトルの「赦し」は映画観る前は兄が弟を殺してしまったことに対する家族への許しを乞うのかと思ってたけど、それだけではない、父親にも母親にも心に湧き上がった感情も含めてなのかなと解釈した
Nene

Neneの感想・評価

3.0
東京国際映画祭にて観賞。

ただただ重たくて苦しかった…
疲労感はんぱない。

演じている俳優さんたちの目が印象的な作品でした。
食卓で食べている謎のご飯たちが気になりすぎた。トルコ料理??
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