王将の作品情報・感想・評価

「王将」に投稿された感想・評価

重厚で屈強、勝新!
脇を固める仲代達矢に藤田まこと、これまた屈強!女房役の中村玉緒も屈強!
「王将」を唄う村田英雄もはたまた屈強!

生粋の将棋指し、阪田三吉の生き様!屈強!

最近牌ばっかり握ってるんで、駒を握りたくなってきた、今日この頃です(笑)
お馴染み?明治から昭和にかけて活躍した将棋指し阪田三吉の物語

今回で5回目となる映画化作品なんだとか
阪妻に始まり辰巳柳太郎、三國連太郎(続編と2作)と来て今回は勝新太郎が主演です(偶然かみんな郎付いてるw)
三國連太郎の続編以外は一応全部見てるんだけど、最近見た三國の王将しか覚えていないので今回はそれとの比較とかしながらの感想

まず目につくのが勝新太郎と中村玉緒の夫婦役!
こんなにガッツリ共演してるの見たの初めてかも
同じ大映の京都班にいながら共演少ないんですよね(座頭市シリーズにも出てなかったみたい)
その共演が大映でも勝プロでもなく東宝でってのも不思議な感じ

で、勝新の阪田三吉は思ったよりも全然大人しくて真面目!
だけど勝新らしくなんか危うさがあって、そのドキドキで楽しめちゃう
たぶん台詞とか動きのアドリブ多いと思う、次に何が起こるかわからない緊張感みたいなそれが堪らない
例えば勝新が目が見えなくなって頭を抱えて転げ回り、はずみでランプを倒して畳が燃えちゃって、その火を中村玉緒が座布団で押さえ込んで消すってシーンがあるんだけど
完全に火が消えてなくて、それを見ていない勝新はそこに転がり込んで「アチチ」ってw 慌てて再度消そうとする中村玉緒との一連のシーンのアドリブ感にドキドキ

全体的なストーリーの流れは大体一緒なんだけど、三國版と比べるとこっちのほうが好きなところ多い
娘が三吉に意見して喧嘩するシーンとか、最後の電話での語りかけなんかすごい良かったなー
なんか自然と感動出来たというか、、、たぶん好みの問題もあると思うけど!

三國連太郎も悪くないよ、憑依してるのかってくらい凄まじい演技だったけど
でも勝新のが好きだなー、なんか可愛らしさもあるというか人間的な魅力?エンターテイメントしてる感じが好きなんですよねー
えし

えしの感想・評価

3.5
吹けば飛ぶような将棋の駒。

明治末期、天王寺近くの貧乏長屋で妻と娘と3人住まいの三吉は、将棋気狂い。
家業の雪駄作りもそこそこに、ハンデありの真剣指しで借金こさえる有様。
そんな中、新聞社主催の将棋大会に参加した三吉は関根という男と出会ってしまう。

子どもの頃から近寄ったらあかん場所として、親から言われていた新世界。
その通天閣の下にある王将の駒。その駒は坂田三吉その人の碑であり、彼の事が書かれていた。
近寄ったらあかんと言われると近寄りたくなるのが子どもというもので、坂田三吉ってどんな人やったんやろなぁと思ったっけ。今はただの観光地やけど。

さて本作は、勝新と中村玉緒のリアル夫婦が作中でも夫婦を演じていて、なんとも興味深い。
お金で苦労している玉緒さん観てると、現実でもそこは変わらへんのやろなぁと思うと面白い。
勝新の豊かな表情がええなあ。フガフガ喋りが聞きにくいけども。
藤田まことが好き。

日本映画専門チャンネル2018/6/24。
昔、テレビのスペシャルドラマかなにかで、間寛平さんが阪田三吉役をやっていたのを観たことがあってそれがとても印象に残ってるんですが、勝新がやるとまた趣があって良かった。

破天荒であった将棋棋士、阪田三吉が終生のライバル関根と出会い、将棋の腕だけでなく、人間的にも(ちょっとだけ)成長していく様を勝新さんが演ずるとこうにも説得力があるのかと。寛平ちゃんのバージョンもコミカルで面白かった印象(小学生の頃みたのでうろ覚えですが)だけど、勝新さんの方がさすがだったなぁ。

なんと言っても、阪田三吉を支える妻が中村玉緒さんというのがグッときました。掛け将棋で身を崩す夫に絶望し、身投げしようとして、それができず夫の元に帰ってきた時に彼女が覚悟を決めた時の表情は凄味がありました。すごい俳優ですね。

あんな夫婦のあり方なんて、21世紀に有り得るんだろうか?いろんな形がありますね。

娘役の音無美紀子さんも美しく、父の姿勢を諌めるシーンがすきです。そして、その諌言を認めざるを得ず、恥じ入る勝新さんの姿がこの映画の一番すきなシーンです。

にしても、仲代達矢さんですよ。ライバルの関根役の。主人公の阪田の動に対する静をこれでもかというほど美しく演じています。これはやばい。親友役の藤田まことさんも良かったし、モンスターが勢揃いという印象です。

こうなったら、阪妻バージョンも観たいと思いました。
Aria

Ariaの感想・評価

4.2
過去鑑賞

将棋ブームで
将棋に興味を持った人はこの
荒くれ者の物語をぜひ!ぜひ!
見てみてください。

大阪の下町、
ボロ屋に住む坂田家。

将棋大好きな勝新演じる主人公三吉。
礼儀作法は皆無で荒くれ者
字も読めない学なしの三吉
将棋だけはめっぽう強い。

掛け将棋漬けで
生活費も掛けに使ってしまう始末。

玉緒演じる妻の小春が娘を連れて
自殺未遂の事件まで起きてしまうほど
生活は追い詰められていた。

一度は将棋を断とうとするが
強い想いに折れた小春が
やるなら将棋の頂点を目指せと
背中を押す。

玉緒が、また苦労の連続にも
関わらずいつまでも献身的な妻で
とても良い…!

将棋界をのし上がる
熱血モノというより
三吉と小春の夫婦の物語が
強く響きました…!!

そしてライバル役の仲代達矢演じる
関根八段もこれまた良いー!

勝新とは真逆も真逆。
礼儀作法は美しく
物腰柔らかでいつでも冷静。
勝新の最強のライバルとして
立ちはだかります。

終盤は涙ほろり…
関根との念願の対決と
小春の存在…同時に感情を
揺さぶられました。

その他キャストも
なかなかに豪華です。

これより、前に制作された阪妻版
もありますので興味のある方はぜひ!
joujim

joujimの感想・評価

3.0
村田英雄の歌をまんま映画にした感じです。展開がスピーディなんですが、なんかあっさりしているような…それを昔の役者さんがやると濃くなってちょうどいい、という感じでした。
mitakosama

mitakosamaの感想・評価

3.3
スカパーにて。過去に何度か映像化されてる将棋の王将・坂田三吉の半生。
そして勝新と中村玉緒の夫婦による夫婦映画。まさに村田英男の歌う「王将」のまんまですな。吹けば飛ぶよな将棋の駒に〜♫

大阪の貧民街で雪駄職人の坂田三吉。将棋が大好きで家業をつぶす程の将棋狂い。将棋は基本負け知らずだが、飛車落ちなどのハンデ戦の賭け将棋に挑み借金まみれ。
この貧民街はフルセットを組んでるんだよね。どうも原作の戯曲に忠実に作ったらしい。長屋の近所に汽車が通るとか、通天閣が見えるとか。

で、東京から来たプロ棋士の関根名人と闘いボロ負け。生涯のライバルとなる関根名人役に仲代達矢。
嫁には自殺未遂されるし将棋には負けるしで、一度は将棋を辞める決意をするが、「あなた将棋をさしなはれ」とプロ棋士へと進む三吉。まさに浪花節。
途中目が悪くなるが将棋好きの眼科医に無償で手術してもらう。浪花節〜〜。

数年して再戦するし勝利するが、娘からめっちゃ怒られる。「銀が泣いている」という超有名なシーンらしいが、将棋のことがわからないので具体的には良くわからない。苦し紛れの勝利ということらしいね。

上手いなと思うのが、三吉に学が無く字が読めない、という設定が演出にも活きているということかな。将棋大会の招待状が読めずに遅刻する序盤のシーンと、妻の危篤の電報が読めずに関根名人に挑むシーンがリンクしてたりとか。

普段は現場で意見を出しまくる勝新が今作では、一切口を出さなかったらしい。坂田三吉のキャラは私生活の勝新夫婦には似てるけど、勝新が演じるにしては珍しいほどセンチメンタルだものな。
お陰で勝新の豪快さと繊細さが併せ持つ演技力がいかんなく発揮されたとは思う。
hisashi

hisashiの感想・評価

3.6
夫婦の愛の物語ですね。
勝新の演技まともに観たの初めてですが、ど迫力ですね。
前回見たのは阪妻版か三國連太郎版か忘れたけど、そっちもまた見返したくなった。やっぱり王将はアツい。
うちだ

うちだの感想・評価

4.0
前半の絶対に関わりたくない感からの娘の叱責に改心する流れが熱い。
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