砂粒をひろう Kさんの話していたこととさみしさについての作品情報・感想・評価

砂粒をひろう Kさんの話していたこととさみしさについて2013年製作の映画)

製作国:

上映時間:23分

3.9

『砂粒をひろう Kさんの話していたこととさみしさについて』に投稿された感想・評価

ゑぎ
3.5

 23分の短編。冒頭は、砂浜に寄せる波。2011年の4月から約一年間にわたる、瀬尾夏美の知人のおばあさんKさんの記録。震災から1月後ぐらいの生々しい映像が記録されている。瀬尾が進行役として、ずっと映…

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a
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後の作品と比べて何ともエモーショナルな作品。書籍「あわいゆくころ」歩行録一年目の最後に綴られた「さみしさについて」に"巨大な塊としてのさみしさ"と表現されていたけれど、映像としても寂寥感がひしひしと…

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映像作家・小森はるか作品集 2011-2020
ぼんやりした画に乗る瀬尾さんの言葉
陸前高田で出会ったKさんの話と目の前に広がる扇形の海岸線
映像でしか見た事の無い大津波と生き残った人
生死の別れ、…

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ひる
4.0

震災直後から一年の間に撮ったドキュメンタリーでは、決してテキストをナレーションで読み上げることはしなかった。全てを一変させた波に対する、憎しみとも哀しみともやるせなさとも言い表しがたい、被災者Kさん…

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私の手の届かぬところへ離れてほしい花束は私の手元に押し戻される。
「一望できる市街地全体はまるで、広い広い、墓地みたいだ」

「海は、巨大な体積と質量をもった、青い青い塊だった」
町蔵
3.7

2011 年 4 月、大津波から間もない陸前高田のまちで出会った K さん。小森と瀬尾は、その後約一年 間、彼女の言葉とその傍らにあった風景を記録していた。小森の映像が当時の状況や語りをありのまま …

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毱
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2021年4月2日(金)鑑賞。
ちょうど10年前。2011年4月2日に、小森さんは初めて現地へと向かう。
このメモリアルな日に観ることができて、すごく幸せだった。
作品も素敵だった。(後述します)
瀬尾夏美さんのテクストがものすごくいいです。もとはテクストと映像をダブルスクリーンで投影したものらしく、それをシングルに編集し直したのだそうです。日記映画といった趣。
梅酒
4.1
映像作家・小森はるか作品集 2011-2020
Aプログラムにて

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