記憶の中で、二人は目が合い、心を通わせていた。
でも、浜辺で横たわっているときは、絶対に目線が交わることはない。心が離れてしまったのか?
次に目線が交わる時は別れの時なんだろう。
集合写真、記念写真…
浜辺に横たわる二人。心中をする(演技をする)つもりらしい。
潮が少しずつ満ち、波に押し流されていく2人に、2層、3層にドキュメンタリー映像が重ねられる。映像で意識の流れを観せつけられるような、強烈な…
頭の中じゃなくて、心の中
何重にも映像が重なって、気づいたらどんどん潮が満ちてきて、2人が死に近づいていく。重ねられた映像の美しさ。
「心の中の奥に隠された抑えられているもの、それを言葉にするこ…
いくつかの映像が上手い具合に重なって遠近感が自然と狂うシーンでは、特定の映像を見ることなく画面を見つめる時がある。その時の感覚はターチトリップにとても近いので良かった。あと別の映像の挿入で本来音が果…
>>続きを読む砂浜の波打ち際に2人のゲイの俳優がいて心中を演じるよう言われ横たわる。その映像の上を三、四重中にビデオ日記のような取り止めもない映像がオーバーラップして走馬灯のような抽象体験をさせる。(監督自身DJ…
>>続きを読む実験映像/フィルムエッセイの傑作。海辺で逡巡する二人にオーバーラップする景色、人、顔、声、歌、街の喧騒…三重にも四重にも重なった異なる透明度の映像。そして波によって引き剥がされる二人…。『大切な人を…
>>続きを読むどう言っていいのかわからないけどただただ素晴らしい。波打ち際に寝そべるゲイのカップルの姿(冒頭、監督と俳優2人のやりとりによって心中だと示される)をベースに、何やら2人のストーリーめいたものだったり…
>>続きを読む