テーラー 人生の仕立て屋の作品情報・感想・評価

「テーラー 人生の仕立て屋」に投稿された感想・評価

お客さんに裏切られるのかな?とか隣人のパパが邪魔してくんのかな?とかストーリーの先を色々予測してしまったけど、なんのこっちゃないとても素直なお話だった。ニコスの黙って仕事する感じがとても好き。周りも多くを語らない系の人物が多かったので、ちょっと説明もうちょっと欲しいかも…!というところもあったけど。
やっぱりドレス👗お洋服🧵っていうのはいいなあ
pilotis

pilotisの感想・評価

3.5
ワチャワチャした職人の仕事場、異国の賑やかな市場、軽やかで作業の動きと合わせた音楽にとってもワクワクした!
雰囲気が凄く良かった。終わりが意外で評価下げたけど…

型を保存していた常連さん達は亡くなっていき、オーダースーツを頼むお客さんも少なくなりお店存亡の危機、トラックで街に出てみれば人の服に対する意識や住む人、貧しさが変化していることに気付かされる。

男性スーツからウェディングドレスへ、近所の奥さんの手を借りつつ口コミで広がるのは多少無理があっても良いけど、折角なら新郎用の衣装も一緒に作ったらいいのにどうして作らないんだろう?
近所のお爺ちゃんたちがサプールみたいにキメキメでカッコいい。

ソワソワを顔を映さず手だけで表現していたり、台詞でなんでも説明しないとこ(でも分かりやすい)が良かった。
不器用そうに見えて屋台を手作りしちゃうほど超器用だったり、頑固に見えて柔軟だったり、大人しそうに見えて行動力あったり、どんな時でも常にパリッとスーツを着こなしてなかなか味のある主人公だった。
お客の人生の節目でもあるウェディングドレスを仕立てることが自分の人生の節目ともなったのかな。
布を断裁する鋏の音が心地良くて好き。職人仕事はついじーっと見てしまう映画でした。

このレビューはネタバレを含みます

予告に釣られて見たのですが。
うーん。
思ってたのとちょっと違ったかなー。

ギリシャの町並みも雰囲気有って素敵だったし、独創的なドレスの数々は夢が有って見ていて楽しかったです。

ただ、主人公が何考えてるのか、今一つ分からなかったし。
オルガがなー。
嫌いだなー。

心温まるお話ではないです。
設定もテーマも良かったのに、ちょっと残念でした。
Teijiji

Teijijiの感想・評価

3.9
観る機会が少ないギリシャ映画です。

ギリシャといえば青い空と海、白い建物と石畳の道といったステレオタイプのイメージしか浮かんでこない貧困な発想の僕でしたが、リゾート地ではない都市部や住宅地に暮らす庶民の生活は世界の他の国と変わらない風景が当たり前のようにありました。

アジアや南米の市場のようにカラフルな小店舗が立ち並ぶ通りや、路上で色々な物を売る屋台が並ぶ歩道がいい感じで彩りを添えている。

そんな街中の一画でオーダースーツの仕立て屋を営む親子の物語です。

礼服以外のスーツらしき物を何も持っていない僕にとって普段から三揃いをきちんと着こなし、ネクタイにポケットチーフ、シャツの袖にはカブスボタンといったファッションは全く無縁なのだけれど、地中海の男のダンディーさ加減も映画で見る分には悪くないなと思う。

しかし、それは多分昔気質の話、今スーツをオーダーしようという人はなかなかおらず、主な顧客の多くは故人となっている。

僕の友達の美容院も同じようで、新たな客より歳をとって来店できなくなるお客さんの方が少しずつ増えていくと言っていた。

以下ネタバレ

そんな現状を打破するべく屋台でオーダースーツ屋を始めるニコスだったのだが、ひょんなことからウエディングドレスを作ることになる。
そこに隣の母娘が加わり、根っからの職人、ただ座っている時でもエアーミシンを踏んでしまうニコスの生活も徐々に変わっていく。

明るくハッピーなだけではなくて、少し切なくて、でも明るい未来を予感させる良い話でした。

欲を言えば主人公はもう少しいい男にして欲しかった。
見ようによってはちょっと不気味なんだもの。
ひよこ

ひよこの感想・評価

3.0
屋台でテーラーを始めるものの上手くいかず、女性物を作り始めウエディングドレスを作るに至って評判に。そのまま上手くいくかと思えば...
舞台は経済危機下のギリシャ。だから主人公のテーラーはたちゆかず屋台を始めることになる。作った洋服だけでなくミシンも載せてるから自宅に来てくれてオーダーメードしてくれたら助かるし嬉しい。
ギリシャの美しい青空の下ウエディングドレスがすごく綺麗に見える。北部ヨーロッパとは空の色が違うわ。北の人がイタリアとかギリシャに憧れるのも納得。
あと、ギリシャって家父長制が強く残ってるなと思った。主人公は父(テーラーの師匠でもある)に頭が上がらないし、隣人夫婦の夫は専業主婦の妻が好きな裁縫を活かして主人公の女性服作りを手伝い始めると「金に困ってないのに働く必要はない」ことを強調した。でも好きな裁縫で報酬を貰えてお客さんに喜ばれたらそりゃのめり込むわ。そこから波乱も起きるわけだけど。
cinecoro

cinecoroの感想・評価

3.5
違うところで観たけどいかにも銀座シネスイッチでやってそうな、おばさまたちにこよなく愛されそうな映画。ラストまでまあこういう感じかな、という流れで安心できる。
至る所に乙女要素満載なので(衣擦れの音、オーダーメイドのスーツ、仕立て道具が並ぶ古い工房、移動式屋台、必要ないのに普段からスーツを着込む老人たち、そして!豪奢ではないチャーミングなウエディングドレス!)観ているだけで気持ちが弾む。
小気味の良いリズムに乗せて響く音楽と生活音も凝っていて楽しい。
観光客も多いラフな格好の人々が歩くアテネの街を、スーツを着込んでガチャガチャした屋台を引っ張るニコは異質で、伝統を守るだけでは生き残れない悲哀と、新しいことにシフトチェンジできる若い世代の軽やかさが溶け合って、郷愁とも希望ともとれるラストに向かう。
庭で踊って終わるような結婚式って良いなあ。民族性もあるから日本のおじちゃんおばちゃんたちが集っても絵的にちょっとな…とは思うけど憧れる。
柊

柊の感想・評価

3.6
ここでの評価があんまり低いから、一回観るのためらったけど、ミシンやオーダーメイド、まち針とかの世界が好きだからやっぱり鑑賞。

ハードルが最初から低かったから、思っていた以上に納得して観られた。それ程悪くもないよ。

ギリシャ経済が破綻しているから街は何か荒んでいる。そんな中で顧客の型紙を後生大事に保存しているようなオーダーメイドのテーラーはもう時代遅れなんだろうなぁ。寂しいけど仕方がない。ニコはよくやっていたと思う。不器用ながらある意味割とトントンとウエディングドレスに行き着いたように思えるけど、あんな不景気な街でそれ程結婚式の衣装にお金をかける花嫁がいるのか?ちょっと疑問。
でも400ユーロでウエディングドレスなら安いのか。最初800ユーロって言ってたもんね。最終200ユーロくらいで作ってなかったか?材料費出るのか手間賃出るのか?だけど、仕立て屋はやっぱり何かを仕立ててなんぼだからニコにとっては新しい道が拓けたので良かったと思っておこう。
最後お父さんも仕立てぶりを認めていてしね。

途中挟み込まれる人妻との関係もお互い一回きりの事と思い出作りみたいな風にも見えたし…
そして最初に仲良くなった娘の嫉妬の方があざとかったな。娘多分父親に密告してるし…小さくても女なのか。

まぁそんなこんなで新規一転。流しのウエディングドレス屋さんとして新しい出発の成功を祈ります。
うーんでも肝心のドレスがあんまり魅力的じゃなかった。むしろおじいさん3人組のスーツの方が断然カッコいい。もちろんニコのスーツ姿も。
一生懸命Mr.ビーンに見えないように注意しながら観た。
もどかしさが残る方が、心に留めておくにはちょうどいいかもしれない
Kae

Kaeの感想・評価

3.0
良くも悪くも、ただただ仕立て屋のおじさんの生活を見るだけの映画。
結末が意外だった。
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