スチレンの唄の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『スチレンの唄』に投稿された感想・評価

短編集の5本目に視聴。
プラスチック礼賛、工業社会礼賛の内容で、どのような経緯で制作することになったのか気になる。この短編集以外は夜と霧しか見たことがなかったので驚いた。

アラン・レネ監督『スチレンの唄』(1958)

原子の姿が何かに移り変わっていく工程は、

生命運動そのもの。

人間の作為を超越して、
まるで彼らがそうなりたかったように。

The proces…

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完成から始原に遡るってわりと分かりにくいなあと思ったけど、分岐が増えることないと言うか、必ず1つのところに辿り着くのが分かってるよなあ。人が経験する通りの時間の向きでは、なかなかそういうわけにいかな…

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村田

村田の感想・評価

3.5
🎞プラスチック生産工程を見に工場へGO
👍特撮的フェチに貫かれた色彩と構造の美

アラン・レネの工場萌えなドキュメンタリー映画。工場見学クイズ的な前半と、工場の構造物やパイプが作る線のフォトジェニックさを見るような後半。そこに詩的なナレーションが被さる。まあ面白くはない。工場好き…

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なんでもない単純作業が美しく、そして恐ろしく映るのには「夜と霧」と同じ高潔さを感じた。いいなあ、見てて飽きない。
erlbach

erlbachの感想・評価

-
パイプ管とか時系列を遡る構成が、移動撮影にぴったりな感じがした

工場見学の動画を見るのが好きな人はワクワクが止まらないと思う。
1958年ごろ、今と製造方法がさほど変わらなさそうで面白い。

どうでもいいんだけど、DVDだと『スチレンの詩』というタイトルで、和訳…

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G

Gの感想・評価

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レネが撮る建築はとにかくカッコいい。カラーをカラーとして撮るレネは、それでも現代的な姿を見せるのだが、なによりも後半の工場の撮り方にエロスを感じてしまう。前期のレネがどの映画作家よりも好きかもしれな…

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1958年にこれ撮ったのすごいな。冒頭のヴィクトル・ユゴーの詩の引用直後のプラスチックの見せ方がモダン過ぎた。本当に58年に撮られたの?俄に信じがたい。
詩的なドキュメンタリーの傑作だって。アラン・…

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