東京フィルメックスの世界初上映にて鑑賞。端的に例えると、オーバースペック。89分では描き切れないほど沢山詰め込まれていて、着地も釈然としなかった。舞台挨拶での話も交えながら記していく。
思い…
命懸けの恋に落ちたのだ、と。
そして儚い夢を、みた。
意外にも塩田監督作品、
割と観ていたみたいだが
どこか退廃的な匂いの中に
しっかりと生が浮き彫りにされ
痛々しく苦々しく
気持ち悪いのに輝いて…
きらきらし過ぎずどろどろもし過ぎず生々しさもなく、瑞々しくも静かに熱狂的な荒ぶる青春の疼き。誰かを恋しいずっと見ていたいと願う一点集中に蠢くとまらない想い、この高鳴る胸の鼓動が天を突きぬけシャウト…
良い。過去は刻み付けるのではなく、その都度清々しく喪失していくことこそが「才能」溢れる人間の特権的振る舞いである。哀しい。
動線作りの大切さを『~映画術』で語っていたが窪塚愛流が新谷ゆづみに言い寄る…
いい画が多いのでそれだけでも一見の価値アリだが、チープかつ突拍子のない展開が続いて食傷気味に。それでもいい画は多いし、主演の子の雰囲気も存在感が不思議な感じで気になるんだが、その彼女もちょうどこの春…
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