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アンクレンチング・フィスト

アンクレンチング・フィストの作品紹介

アンクレンチング・フィストのあらすじ

ロシア南⻄部のコーカサス地域、北オセチア共和国の工業都市ミズールで暮らすアダは、かつて学校で起こったテロ事件によって心身に深い傷を負っていた。アダは自らを過剰なまでに束縛する父と寂れた町に息苦しさを感じ、この暮らしから抜け出したいと願っている。ある日、大都市ロストフで働いている兄アキムが帰ってくる。アキムは街の病院でアダに手術を受けさせようとするが、娘を離したくない父の同意は得られない。しかし、父が病気で倒れると、アダはこの暮らしから抜け出すためにある行動に出る...。

アンクレンチング・フィストの監督

キラ・コヴァレンコ

原題
Unclenching the Fists
製作年
2021年
製作国・地域
ロシア
上映時間
97分
ジャンル
ドラマ

『アンクレンチング・フィスト』に投稿された感想・評価

Omizu
3.4
【第94回アカデミー賞 国際長編映画賞ロシア代表】
キラ・コヴァレンコの長編二作目。カンヌ映画祭ある視点部門に出品され作品賞を受賞、アカデミー国際長編映画賞ロシア代表にも選出された。

うーん、ラストにモヤモヤ。いい映画ではあると思うがもう少しインパクトが足りない。女性の生き方を提示した映画としてもちょっと中途半端に感じた。

ヒリヒリするような主人公アダの心の機微を捉えた演出はなかなか上手い。家族から離れられず鬱屈した心を抱えている様を上手く描いている。

家族から解放されたいと思っているが見捨てることはできない。兄に助けを求めるが思ったようにはいかない。そのどうしようもない怒りや惑いを描いている。

極めてミニマルな作品だが、総じてよくまとまったいい作品ではある。ただ、ラストはいい雰囲気でキレイにまとめた感がありモヤモヤする。彼女は本当に解放されたと言えるのか、甚だ疑問だ。

ヒリヒリとした家族ドラマで上手いは上手い。ただ、もう少し思い切った演出、物語でもよかったのではないかとも思う。
菩薩
3.1
なんとも言い難い映画であらすじに書いてある事が全てですって感じではあるが、親密過ぎる兄・妹(姉)・弟の三角関係の様な関係性と肉体的なコミュニケーションは確かにソクーロフの『〜・サン』シリーズに連なってもおかしくなさそうと思いながら見た。絶対権力者の様に振る舞う父親を本物の絶対権力者と重ねて観るのもたぶん違うんだろうし、父は父は独善的でありながら娘の心身に負ったダメージが気が気でないってってのもおそらくあるのだろうし…あるのか…?ハグしたらそのまま筋肉が硬直しちゃって離れなくなるのは流石にちょっと笑ってしまったが。ストーカーまがいのウザ野郎が案外いい奴だったがめちゃくちゃSEX下手そうだった、と童貞の私がとやかく言える話ではない。
[北オセチア、嫌いなのは土地ではなく環境] 70点

2021年カンヌ映画祭"ある視点"部門作品賞受賞作品。監督キラ・コヴァレンコ(Kira Kovalenko)はカンテミール・バラゴフやアレクサンドル・ゾロトキンなどと同じくアレクサンドル・ソクーロフの門下生であり、特にバラゴフは彼女の初長編『Sofichka』に脚本家として参加するなど近い関係にあるようだ。本作品はバラゴフの出身国でもあり、彼の初長編『Closeness』の舞台でもあったカバルダ・バルカル共和国の隣りにある北オセチア共和国が舞台となる。切り立った崖に囲まれた盆地のような場所にある街に暮らす少女アダは、過保護を超えて抑圧的な父親ザウルとの生活に嫌気が差している。そして、先に家を脱出して近郊の都市で働いている兄アキムに助けを求めるべく、彼の帰りを心待ちにしている。この"嫌気が差している"というのがポイントで、様々な理由から彼女自身が、どうやってもこの土地を離れられないことを知っているかのようでもあり、

彼女は北オセチアで起こったベスラン学校占拠事件における被害者であり、それが遠因で亡くなったらしい母親と同じく、身体に大きな傷を受けている。それは彼女をこの土地に繋ぎ止める呪いのようでもあり、父親から感情的に離れられない原因の一つでもあるのだが、この情報が"拳を開く"ように徐々に紐解かれていくのが興味深い。特に前半は、香水を気に入らないから捨てさせたり、パスポートを隠したり、玄関を内側から鍵をかけたりする父親や、帰宅するなり第二の父親となってしまうアキム、全く空気の読めない弟ダッコ、そして嫌がっているのに付きまとい続けるタミクなど、『Never Rarely...』や『Closeness』や『Summer Blur』などの作品の嫌な部分を全部詰め合わせたような地獄が展開されるので、Too Muchな感じもしてしまうし、描写もありきたりで食傷気味になっていた。それでも、父親が倒れて権威を失った後で、彼女と土地の関連性を指摘されると、彼女が嫌がっていたのは環境であって土地でないことが示され、ブーメランのように元の場所に戻っていく様の丁寧な証明にはなっていたように思う。

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