スポーツや仕事に限らず、何かに選抜されると最初は舞い上がり、そのうち立場に応じた特典を当たり前におもったり、自分の存在理由や価値をそこに求めちゃうことってある。まだ経験不足だった当時の振る舞いは未だに>>続きを読む
ふらっとバーに入って偶然隣り合わせた初対面のギタリストと映画の話を始発までしてたことがある、どうやらブルースブラザースは一定の人を饒舌にさせるみたいだ。
黒スーツ、黒ネクタイ、サングラス、ソフト帽と>>続きを読む
田舎道を歩くのは好き。その村では犬をよく飼っていて僕の気配を察してまだ見えない内から吠えてくる。“よく夜に吠えるんだ、イノシシとか山から下りてくるから。イノシシと思うけれど、..大抵はね。”お爺さんが>>続きを読む
友達の退院が自分事のように嬉しいとか友人の結婚式で感動して泣くとか、その場で相応しい感情を持つことって素晴らしいけど、そんな風に心が動かない自分に出会うと少しばつが悪い。そういえば好きの反対は嫌いじゃ>>続きを読む
新社会人の頃大変な現場に着いた初日、長時間勤務を終えたベテランが、疲れで死んだ目で去るのを見ていた。僕は無事にやり抜けるのか?自信無さげな教育係が強がっていたのを覚えてる。”ここに来てよかったんだろう>>続きを読む
最終の新幹線に乗る。“離れて危ないから列車から離れて下さい”と何度もアナウンスが流れる中、涙を流して東京のホームに立っている子を窓越しに見ると何か熱帯魚みたいで、次第に丸の内の深夜残業の灯りが後ろに流>>続きを読む
怖かったり、びっくりする事が苦手なんだけど、たった2人くらいしかいない映画館で見た。真っ暗な空間で一人きり。びっくりするシーンでポップコーンをぶちまけちゃった、まるで席でポップコーン作ってるみたいに弾>>続きを読む
小学生の夏休み、15少年漂流記やトムソーヤなどの冒険を読んでぼんやりと空想していた頃、将来結婚しようねなんて話していたあの子は今何してるんだろう、当時は結婚の意味なんて全く分からなかった。
冒頭か>>続きを読む
今普通に暮らせてるけどそれは過去の誰かが命がけで遺してくれた日常なのかもしれない。その人が何を考えそしてこんな世界を造りたいと思ったかは知らないけれど。日本人だからかな?夏の日はそんなことを想う。・・>>続きを読む
この世を生きる寄る辺のなさ、不安や恐怖だけでなく、苦労や善行を重ねてもその先に幸せは訪れないしその兆しもない。神の不在の時代なのだろうか、もっと踏み込むと神は果たして存在するのか、いや、この残酷な世界>>続きを読む
今は昔、レスカっていう飲み物があって正体はレモンスカッシュだったとか。そしてミルクセーキって名前は聞くけど飲んだことがない。多分スタバやドトールとかでなくてもっとレトロでポップな個人の喫茶店しか残って>>続きを読む
幼少期というのはいつになっても懐かしく輝かしいのかもしれない、たとえそれが騒乱と恐怖にまみれていても。初めてのことに触れる新鮮な瞬間、身近な大人と目線を同じくした時、それは何時までも特別な瞬間として心>>続きを読む
頼りになりいつも機嫌良く冗談を飛ばしていた上司がたまにアグレッシブになることがあった。“漁師町育ちだからね、喧嘩っ早いのは素かも”って何か思い出してる貌で語っていた。
高校生のルビーと聴覚障害者の>>続きを読む
寝惚けてタンスの角に小指の先をぶつけたりする、そうすると先刻までの夢心地はどっかに飛んで目から涙が出て今自分が世界で最高に不幸な人間だって思ったりもする。アクション映画のヒーローになんて絶対なれない。>>続きを読む
恐竜の図鑑を一緒に見ようよってせがんで来た小さな男の子が、今は髭を生やして車でデートしている、….ほら、時間で人は変わっていくものだから。
通説というのも変わるもので、化石から推測をするという演繹的>>続きを読む
例えば出会いとか紹介したい子がいるとかそういう集いに駆り出されて空気に馴染めないと、ビールをお供にテーブルの端でクタクタになったシーザーサラダを所在無げにフォークで突き続けることになる。…えーと、馬と>>続きを読む
腐れ縁とでも言うのかな、切れそうで切れない長く続く縁って実際ある。お互い別の相手と一緒になったり、別れたり、面倒毎を持ち込まれたりしてもなぜか続いている飲み仲間だったりする。そこからどうなるかはわから>>続きを読む
付き合いが長い友人に子供ができるとすっかり顔を見せなくなったり、たまに会うと子供の話が続いたりする。雑誌に出てくるお洒落なパパ・ママというわけにはいかず恰好も育児に合わせたものになり、育児に集中すると>>続きを読む
大人になってから一年がたつのが速くなっていくような気がする。幼い時は遊園地から帰る車中の3時間は永遠のようだったのに、今じゃ早めに抜け出せれた飲み会くらいの長さで体感時間ってやつかな?子供時代に比べて>>続きを読む
血圧を気にする人の為に塩気を控えてマスタードを多めにホットサンドを作る、レシピからそれるけどまあ良かったかもしれない。小さな時祖母に教えてもらったレシピにはバナナとハムが入っていた。レンジを使い始めの>>続きを読む
“貴方の為を思って・・”,”あえて憎まれ役を・・”ときつい指摘をすることってすごく難しい。よっぽどの関係性がないと厳しい指摘は素直に受け入れられないし、変なノイズが混じると逆恨みってこともある。指摘す>>続きを読む
“私がなんで怒っているか分かる?”と言われる事ってある。例えば自分にパートナーが居て相手を誰よりも一番よく知っていても、本当にその人が何を願って何を感じているかなんて知りようがない。そしてそんな言葉を>>続きを読む
豚の横顔、ちょっとアイリッシュパブの立看板のようなポスター。“The Hunt”、パブの名前にありそうだなって思う。Happy Hourって書いてあると思ったら、不穏な文言が並んでいた。
誤解と拡散>>続きを読む
古い家にいると、たまに軋みやらドアが開いているような気がする、案外僕がやったのかもね。
幽霊屋敷の話ともいえるし、ハードSF・哲学的な映画でもあったと思う、特に後半はハードSF、2001年宇宙の旅>>続きを読む
大人になって、自分の馬鹿な所、足りない部分を笑えるようになった。けれどそれにも飽きてしまうと自分のどうしようもない愚かさ、格好悪さに狼狽えていた頃がなぜか眩しく思えてしまう。
クリスティンの目下の>>続きを読む
ファミリービジネスは、経営者の人柄にもよるだろうけど、決断が早いし、長い目で見た投資もできるし、責任感も強いっていう長所もある。ただ今回はうまくいかなかったようだ。
活発で野心的なパトリツィアと控>>続きを読む
新人の時に怖いボスに死ぬほど怒られた後、最悪な雰囲気で二人きりで海外出張に行ったことがある。飛行機の席が隣で逃げれない。出てきた酒をどんどん飲んでしまって尋常じゃない空気で空間が歪んで見えてた、飛行機>>続きを読む
地元に帰ったら、昔周囲に恐れられていた学年のアンチヒーローを街で遠目に見かけた。随分と小さく見えたし、柔和な物腰で隣に可愛い子を連れていた。年月を経るってそういうことで、話しかけてみたらよかったかもし>>続きを読む
“あのころは良かったね。”って友達が口にした、僕らの仲間内でリーダーだった男だ。“大丈夫だよ、まだやれるよ。”って声をかけてやればよかったのかもしれない。
あれから36年経った。パイロットが駆る戦>>続きを読む
男前として人気者のゴリラを眺めてると皆が熱心にスマホで写真を撮ってる。何も人間だけがスターになれるわけじゃない。
ゴジラの吐く炎から摩天楼をコングがマリオのように跳んで走って逃げたり船上で爆発から>>続きを読む
「あんた、あの子好きなんでしょ?」何気ない一言が妙な力を持ち、瞬く間に集団ヒステリーのようになることがある。気まずくなってグループから離れることになる。今も昔もよくあることだろう。
開拓期の村から>>続きを読む
自分の短所って意外と見つめなおすのって難しくて、何か大きな失敗をしてしまった時とかそういう落ち込んだ時じゃない時くらいとかしか直視できないのかも。それでも判らない時はいろんな人に指摘してもらうしかない>>続きを読む
“私はこれから、人生の黄昏に至る旅路に出ようとしている。”認知症を公表した際のレーガン大統領の言葉だったと思う。この言葉に最初に触れたとき、認知症の言葉の意味も知らなかったし、黄昏の意味するところも知>>続きを読む
“生まれてくる時代を間違えた”ってたまに口にする人いるんじゃないかな?そんな友人と幕末に京で暮らしてみたいけれど、多分新選組と勤王志士の争いに怯える毎日かもね。
夜のソーホーは赤や青のネオンに晒さ>>続きを読む
夢を追っているうちは、アーティスト志望の若者、名選手の卵であり続けることができるし、その夢を追っている身内は売れない歌手を応援している妻だったり、一緒に夢を追っているバンドのメンバーで居られる、でも周>>続きを読む
海が好きで、浜辺を歩くと枯れた流木や貝殻が流れ着いている。これはみんな何かの亡骸でよく考えると浜辺には、死が溢れているのかもしれない。浜で生まれて揺籠のように育つ生き物も多いので、死と再生が環になって>>続きを読む