【何度観ても発見のあるダークナイト誕生譚】
ノーラン監督の導入として度々紹介される本作。バットマンの公開が近いため再鑑賞。敢えて言語化すると陳腐になってしまうほど、構成に優れ緊張感のある作品だった。>>続きを読む
【思い出すという名のこたえあわせ】
男女の別れが既定事実としてある恋愛モノが最近流行っているらしい。その系譜をひきコロナ禍という時代性も取り入れたのが本作ということになるのだろう。
毎年の照生の誕>>続きを読む
【過去作との見事な接続・脱B級コメディ】
リアルタイムでゴーストバスターズを楽しんだ世代であれば、本作は私にとっての"Spider-Man : No Way Home"に匹敵する感動ものであったと思>>続きを読む
【前例を破るには前例を疑うこと】
原題はKing Richard. ヴィーナスとセリーナの父の名前がリチャードであることからだが、シェイクスピアの「King Richard III」を想起させるタイ>>続きを読む
【チャーリーのまなざしを感じる青春譚】
Amazon Primeに追加されて以来、ずっと気になっていた作品。仕事の憂さ晴らしのために鑑賞。本作の特徴は画面の多くをチャーリーのまなざしに置いていること>>続きを読む
【オジサン達のお化け退治2回目】
前作とほぼ同じプロットで展開されるゴーストバスターズ。ツッコミ所は多々あるものの、可愛いオジサン達が楽しそうにお化け退治しているので、どうでもよくなってしまった。>>続きを読む
【ゆるゆるB級お化け退治】
新作予習として鑑賞。お化け退治をするゴーストバスターズ達が、かわいいおじさんといった感じで憎めない。気楽に観る娯楽作品といったところ。(ゴーストバスターズ!って思わず口ず>>続きを読む
【カオスなインドのスラムを見つめる】
エモいパンフレットに惹かれて思わず劇場へ。ヒューマントラスト渋谷でのみ上映中。
豊かな暮らしを求めてカルカッタに出てくるインド人一家と、手術に失敗して傷心した>>続きを読む
【分断と和解を描くミュージカル再び】
スピルバーグ監督がなぜこのタイミングでWest Side Storyを撮ったか?1961年の初演から2021年と60周年ということを抜きにして、その意図に思いを>>続きを読む
【距離感と曖昧さ】
タイトル通り「偶然と想像」を通奏テーマとした短編3部作。役者の長台詞が多く、はじめは不安になったが徐々に癖になっていった。会話だけでここまで物語が揺さぶられるのは、最近ハリウッド>>続きを読む
【「分かる」ということに謙虚になる物語】
学生時代に原作は読了。ただ、古い記憶のため答え合わせをするような野暮な鑑賞はせず、ドライバーに身を任せるように物語の流れを見守った。
鑑賞中に反芻した思考>>続きを読む
【日曜朝に思い出と共に】
日曜朝のアニメ枠は全部観ていた幼少期。おジャ魔女ドレミももちろんその中に入っていた。詳しい中身は忘れてしまったけれど、今でも誦じられる「ピーリカピピララ ポポリナペーペルト>>続きを読む
【音楽映画で初めて聴こえない部分で震えた】
聾唖の家族にいるたった一人の健聴者ルビーが、家族と自己実現との狭間で葛藤する物語。歌がその時々のルビーの感情を代弁し、歌によって導かれるがままに物語は進行>>続きを読む
【名台詞の多いノーラン監督バットマン3部作の始まり】
マーベルばかり観ていて、DCをおざなりにしていたので、まずはこちらから鑑賞。バットマン誕生の物語は、重厚感があり見応え十分だった。
本作で仄め>>続きを読む
【人生と重ね合わせるロードムービー】
派手なアクションや急展開がないため、やや退屈な作品だと思われるかもしれない。本作も前作の「運び屋」と同様、イーストウッド監督が指揮を取ったということを念頭に置い>>続きを読む
【イタリア版の諸行無常物語】
GUCCIに全く興味がなかったが、一族崩壊の過程は感じ入るところが多かった。物語に期待していたほどの派手さはなかったが、だからこそかえってリアルに思われた。
イタリア>>続きを読む
【胸を打つラストー話題作との関係も…】
本当はクリスマスシーズンに観るべき作品。ただ、最近の話題作との関係で今すぐに確認すべきとのことでAmazonプライムで鑑賞。
白黒映画の古さを感じさせないテ>>続きを読む
【私の呪術廻戦入門】
アニメ版を全て観る前に劇場にて。
本作単体でも十分楽しめる展開と演出だった。
同じように思った人も多かったであろう乙骨憂太とシンジ君の重なりは、昨年エヴァにどっぷり浸かった私>>続きを読む
【エンドゲームに劣らぬ壮大な物語の一区切り】
どんなに短い感想でも、きっとネタバレになってしまう。早く多くの人が、NWHを観た世界線へ来て欲しい。
極上のエンタメと「救済」のスパイダーマンの世界へ!
【現代アメリカを無限に考察できる題材を提供してくれる作品】
最新作「マトリックスーレザレクション」と並び、現代アメリカが抱える暗部を暴くような作品。
政治的な意思決定により人類の危機に対して現行の>>続きを読む
【王道の夢追い人駆け出し物語】
2022年新春1本目。
特にトリッキーな仕掛けはないため、安心して観ていられる。何も持たない駆け出しの若者が、師匠に可愛がられ、実力をつけて師匠の元を去り大成功を収め>>続きを読む
2021年末最後の劇場鑑賞
余計なシーンが余りなくテンポ良く物語は進む。喧嘩別れ→仲直り→ヤバい敵登場→倒す→エンドという流れは安心して観ていられるが、ちょっと変化があっても面白かったかもしれない。>>続きを読む
【サンフランシスコを舞台にしたヴィラン同士のアクションムービー】
未だ観るか決めていないが、2作目の予習として鑑賞。舞台がサンフランシスコなので、スパイダーマンとの邂逅はまだ。というより、多分ない?>>続きを読む
【マトリックスを駆け抜けたファンへのご褒美作品】
シリーズ3部作で終わってもよかったのではないか…というのが正直な感想。
冒頭のシーンは、「マトリックス」ってゲームだったか?と思わされてこれまで夢>>続きを読む
【痛快なNASAの3人の女性の物語】
解説付きの映画鑑賞会にて鑑賞。
原題は"Hidden Figures"。IBMコンピュータが宇宙開発で本格利用される前は、ロケットに打ち上げから地球へ帰還する>>続きを読む
【親の心子知らず】
敢えてミラベルの前に入れ込んだ理由は、まさにこの「親の心子知らず」を観客の頭に浮かび上がらせた状態で観たほうが良い鑑賞体験になるという粋な計らいか?
【分かり易いヴィランのいないディズニーアニメーション作品】
「ズートピア」と同様、多様な見方を提示してくれる渾身の作品。
本作は、ある特定の魔法(ギフト)を幼少期に授かる家族の中で、ギフトを持たざ>>続きを読む
【RENTを観る際の必須科目に】
高校の音楽の授業でミュージカル映画にハマってから、さまざま観た作品の中には当然RENTが入っていた。本作は、そのRENTを生み出した短命のクリエイターに焦点を当てた>>続きを読む
【単なるLGBTQ映画には収まらない良作】
※途中からネタバレしますので、未視聴の方は冒頭1段落だけで
最近、LGBTQ関連の映画を鑑賞する機会が増えた気がする。でも多くは欧米発の作品。本作でも出て>>続きを読む
【ふつうを問い直す小さな物語】
※なんとなく漢字の普通と書くとカッチリし過ぎる嫌いがあるため、作風に合わせてひらがな表記で書き進める。
拗れた予備校教師と女子高生が織りなす、ある夫婦を巡る話。成田凌>>続きを読む
【老いを考えるきっかけに】
仏教で説かれる四苦の一つが「老い」である。死や病気、別離と異なり「老い」は当事者になるまでに相当な時間がかかるため、なかなか当事者意識を持てないまま、やがて自分自身が老い>>続きを読む
【壮大な物語のはじまり】
IMAXにて鑑賞。10人も新キャラが出るため、覚えられるのかと思ったが杞憂だった。5000年という長きにわたる壮大な話を違和感なく表現した構想力はさすがだと言わざるをえない>>続きを読む
【最高の「若草物語」入門】
恥ずかしながら、今まで「若草物語」を観たことがなく今回が初めて。ストーリーもロクに知らない状態だったため、文字通り真っ新な気持ちで鑑賞。とても心地よい鑑賞体験となった。>>続きを読む
【映像美で魅せるSF】
話題作だったこともあり、IMAXで鑑賞。ある程度前提知識がある中観たため、展開も辛うじてついていけたが、予習無しかつ初見の人に150分は酷かもしれない。
それもそのはずで、>>続きを読む
【007記念碑的作品】
クレイグ版を観た後で、こちらに戻ると隔世の感を感じざるを得ないのかと思いきや、むしろ007シリーズの連続性を確信した作品だった。
62年作品ということもあり、カーチェイスシ>>続きを読む
【クレイグ・ボンド有終の美】
ここ数日、007作品を観続けて愛着が湧いてきたこのタイミングでの鑑賞。過去作をしっかり観ていれば、クレイグ・ボンドシリーズの中では最も分かりやすい作品だと言えるかもしれ>>続きを読む