Jayaさんの映画レビュー・感想・評価 - 19ページ目

Jaya

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モンフォーコンの農婦(1968年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

モンフォーコンの農婦がその生活を語るお話。本人によるナレーションとともに農作業やら普段の風景が映されます。

何の抑揚もなく、かなり引いたフラットな目線という印象。お仕事大変ですね、という気持ちにさせ
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スマグリング・ヘンドリックス(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

北キプロスからキプロスに何とか犬を持って帰りたいイアニスのお話。キプロスの街並やその様子が面白く想像よりずっと緩い国境の往来。もしくはセット?

人物たちのリアリティはさほどありませんでしたが、コメデ
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クレールの膝(1970年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

女との距離感が意味不明なスケベ親父ジェロームが、まだ十代であろうクレールの膝を見て辛抱たまらん、というお話。退屈なダイアログが多くて長い。

ユーモアあふれるとのことでしたが、滑りまくってるようにしか
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ある現代の女子学生(1966年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

当時の女子学生に迫るという名目で、かなりねっとりじっとり一人の女の子を眺めるだけの変態映画。

理系学生の実験の撮り方だけでも、実際のところはどうでもいいんだなと強く感じられました。統計的数字なんかの
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やすらぎの森(2019年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

ケベックの森に隠遁して大麻作って暮らす老人3人の元にマリーが混ざって山火事というお話。トム・ウェイツがタイム歌うんちゃうんかーい。劇伴も微妙。

プロットは良かったですがが、疑問に感じる点が多かったで
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海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ポーリーヌとマリオンとアンリが海辺でそれぞれ盛るお話。海は開放的になるよねみたいな古典的な観念以上に、海辺である必然性がよく分かりませんでした。

出てくる人たちがそれぞれ偉そうなこと言ってますが、ど
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シュザンヌの生き方(1963年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

若さ溢れるめんどくさい3人の間で付き合ったり捨てられたりするお話。4万フランは、割を食ったベルトランの象徴でしかないのでしょうか。

どうしようもないチンピラ紛いのギヨームと、良いように使われてるよう
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モンソーのパン屋の女の子(1963年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

パン屋の女の子を引っ掛けときながら放ったらかしにするお話。ゴミそこら辺に捨てすぎやろ…。

何も考えてないようにも見える主人公。何やコイツと思わなくもないですが、余りに刹那的な乗り換えっぷりには魅力す
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ベレニス(1954年製作の映画)

2.2

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いとこのベレニスが気がついたら死んでたお話。歯にグッとくるらしい。

延々とモノローグがうるさかったです。衒学的で曖昧な内容で、全く頭に残りませんでした。また、フェティシズムの表明も気取りまくりでお寒
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ザ・ライフルマン(2019年製作の映画)

1.9

このレビューはネタバレを含みます

ラトビア、第一次大戦から独立戦争まで従軍した少年(青年)アルトゥルスのお話。CGを上手く使って、戦場のリアリティが出ていました。

死ぬと思った人がすぐにバタバタ死んでいってしまう典型的な展開。全体的
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愛の昼下がり(1972年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

弁護士のフレデリックが図々しいクロエと仲良くなって寝ようとするけど我に返って妻がいいやというお話。せっかちに思える編集が印象的でした。

何じゃそらという脚本。寝てはいないというだけでありがちな不倫の
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ヴェロニクと怠慢な生徒(1958年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

少年と家庭教師が会話するお話。少年の雰囲気が途轍もなく良かったです。冒頭のアテレコみたいな仕草が可愛らしい。

大体のことは「知らない」という少年。勉強したくないらしいですが、家庭教師が答えをはぐらか
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ファイアー・ウィル・カム(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

火事を起こして捕まっていたアマドールが家に帰ってきて山火事が起きるお話。冒頭のバスのアマドール、そして母ベネディクタとの再会のシーンのカット割りに心を鷲掴みにされました。

牛犬馬の映し方が生命力溢れ
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完全監視(2017年製作の映画)

1.8

このレビューはネタバレを含みます

広告屋のエミルが監視カメラつけまくってしっぺ返し食らうお話。登場人物が美男美女ばっかりで萎えました。ハイソな空気の演出でしょうか?

前半は監視カメラ映像が多用されますが普通のカメラの映像まで誰かの目
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ハイゼ家 百年(2019年製作の映画)

3.8

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第一次大戦頃から現代までのトーマス・ハイゼの家族の書簡の朗読というお話。頻繁に映される貨物列車は、流れる歴史と人民の比喩…?

朗読される内容に合わせて、多くの場面で婉曲的な映像が使われます。無関係な
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彼女の仕事(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

根っからの専業主婦パナイオタが清掃のお仕事を始めるお話。丁寧かつ素朴な画作りがかなり好きでした。アポストリスがえらく可愛らしい。

パナイオタがすんごいハマり役でした。引っ込み思案で疲弊していて社会に
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治安(2000年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

よく分からない組織に属するらしいけどお間抜けな両親とその割を食っている娘ジャンヌのお話。音の使い方が一貫してなくて劇伴もダサかったです。

とにかく延々と話が見えないという。何やねん地下組織って。ジャ
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ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ 4K 完全無修正版(1975年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

ホモのクラスは女は無理だけど男みたいな女ジョニーのケツの穴なら大丈夫だぜというお話。稀代の下ネタオヤジ、ゲンズブールの面目躍如。

細い芋だか何だかをミルク漬けにしてジョニーに次々咥えさせるシーンがこ
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ことの成り行き(2018年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

ゲイのアンドレイが更生施設で超問題児のジェリコに惚れて良いように使われるお話。ネズミはさすがにあざと過ぎるかな…エクスキューズになってない。

とてもいい演技だったように思いましたが、いかんせん人物像
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幻影(2005年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

孤児のニナが迷惑女トニと心を病んだ女フランソワーズに振り回されるお話。原題が複数形だと考えると「幻影」よりは意味がハッキリするなと思う内容。

かなり細かく練られたようなカメラワークが印象的で、意図が
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傍観者あるいは偶然のテロリスト(2020年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

報道資料を多く用いてパレスチナの20年前と現在を見るドキュメンタリー。大きく映されるヘブライ語やアラビア語には字幕が欲しかったです。

「日本人ジャーナリストが自爆テロをした」というプロットに乗せた章
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イェリヒョウ(2008年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

復員兵トーマスがトルコ系のアリの妻ラウラとよろしくなるお話。舞台は旧東独の街イェリヒョウで、東独らしさがちょこちょこ出てきました。

画の美しさが凄かったです。構図がバキバキにキマってました。加えて異
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逃げた女(2019年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ガミが夫の出張中に3人の友人を訪ねて会話するお話。何でこんな野暮ったい髪型に?オバちゃんという演出?

会話の中からガミの背景を見せる構成が面白かったです。いかんせん会話の中身が本当に面白くない。猛烈
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オレグ(2019年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ラトビアからベルギーに出稼ぎに来た青年オレグが失職してポリッシュマフィアに取り込まれるお話。自らをヤン・ファン・エイクの「神秘の子羊」に擬えてますが、どうなんだろう。

もしやオレグは頭が弱いという設
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武士道残酷物語(1963年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

関ヶ原以来の悲惨な家系、飯倉家を振り返るお話。衆道のパートがやけに長かったのは南條範夫ゆえでしょうか…。

中村錦之助が1人7役。キッチリ演じ分けてるのが凄い。しかし流石に前髪の役は無理ありました。女
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イージー★ライダー(1969年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

ワイアットとビリーがニューオリンズの謝肉祭を目指すラリラリヒッピーバイク旅のお話。MVみたいでしたが、劇伴はカッコいい。曲名の字幕は要らない。

とにかく酷い演技。演技指導なんか一切されてなさそう。た
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ペトルーニャに祝福を(2019年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

無職の32才ペトルーニャが女人禁制の神現祭で幸福の十字架をゲットするお話。ペトルーニャの母と司祭がえらく役にハマっていたように思います。

こういうお祭りごとは世界中にあって、同じことが起こったときに
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The Audition(英題)(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

バイオリンの先生アナが才能あるアレクサンダーを引き受けてずっとテンパって息子とも険悪になるお話。丁寧なカメラワークが印象的で安心感がありました。

アナ、強迫性障害みたいな動きしたりずっとそわそわして
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喜劇 にっぽんのお婆あちゃん(1962年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

死のうと家出してきたサトと老人ホームを飛び出してきたくみの2人の婆さんの浅草漫遊記。若い頃の十朱幸代が大谷翔平そっくり。

くみこと北林谷栄がいきなり凄い顔の作り方。サトことミヤコ蝶々の方は見た目お上
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デッドロック(1970年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

大金を運ぶキッドが行き倒れたのを鉱山監督ダムが助けてそれを追ってサンシャインがやってくるドイツ版西部劇風現代劇。舞台の名称がDeadlockらしいですが作中では名前は出てなかったような。

スージーが
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デカローグ デジタル・リマスター版(1989年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

1話完結10話構成で、一つの団地を舞台に繰り広げられる人間模様。ほぼ全てに登場するブロンドの男は傍観者的存在なんでしょうが、存在感なかったです。

#1 パヴェウの上手さとハマり方が尋常でなかったです
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愛のコリーダ 修復版(1976年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

阿部定が愛憎の果てに吉蔵を殺してポコチン切り取るまでのお話。ボカシ入ってましたが切り取られたポコチンとタマは模型なのでボカシなし。凄い違和感。

徹頭徹尾チンコマンコセックス!愛憎劇を愛欲劇に力業で読
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カトマンズの男(1965年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

死にたいボンボンのアルテュールが死にたくなくなる、頓珍漢なオリエンタリズムに溢れたお話。ネパールは中盤だけでどこに行っても現地民が大迷惑。

コメディなのに全く面白くない悲しさ。特にボディーガード2人
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グンダーマン 優しき裏切り者の歌(2018年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

東独の歌手グンダーマンがシュタージに協力して統一後に後悔するお話。優しいと副題にありますが優しいシーンあったっけ?ハリネズミ助けるというあざといシーンしかなかった気が。

このグンダーマン、魅力が伝わ
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クリシャ(2015年製作の映画)

1.4

このレビューはネタバレを含みます

アル中おばちゃんクリシャが家族に呼ばれたのにまた飲んじゃう話。凄くミニマルな話なのにやたら大仰な撮影でした。

ダサダサのカメラワーク。やたら動かすから酔いそうになりましたし、舞台が狭いのに主観映像混
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J=P・ベルモンドの エースの中のエース(1982年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

ナチ政権下、五輪コーチのジョーがユダヤ人一家を助けるアクションコメディ。入場式での敬礼への苦しすぎる言い訳がいかにもフランスらしい。

前半はコメディとしても全然面白くなかったんですが、後半はクスリと
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