“世界最初の映画”を観に行ったつもりでしたが、正確にはこれは“世界最初の映画群にモダン目線の解説を付加した、2016年編集の最新・最高・最善・最良ドキュメンタリー映画!”です。
キモはその、ティエリー>>続きを読む
魂に響いた! 映画はこうでなくっちゃ。
乱暴じゃない看守さんがキーパースン。大泉洋とちょい似しつつ。新婚アパートでの追いかけっこ。次には隠れんぼ。うんうん、素敵じゃないか!(でも、何で?)
そして笑>>続きを読む
このマッドな内容を、嗤える日本人は一人もいないよね? 絶対いないよね? これよりもひどいのが、現在の私たちの国の姿だから。
(社会全体がそうなのではないけど、少なくとも政治家・上級官僚・マスコミ関係者>>続きを読む
学生時代の酔っぱらった時のキス魔だった私と似てるノリ。くだらないけど最後まで見飽きなかった。あるいは、早く終わらないかなもうヴァカッと文句つけたくなりながらもカワイイからゆるせちゃいつづけた。
でも>>続きを読む
子供以上に澄みきった眼をした綺麗役のベルモンド。今作の彼はとうぶん私の宝物。
映画の欠点としては、「女性同士の関係性」「神学議論」「非常事態」「ユダヤ人問題」等の入り交じり方のなめらかさ不足がある。>>続きを読む
前半眠かった。チクられたところから、のめり込んで観れた。
「性善→やっぱ性悪→ギャンブル無双」の序破急、良し。
ただし、刑事は殺され損だし、ボブの心変わりの必然性も足りてない。
高倉健主演なら設定と展>>続きを読む
最初、ドロンとボロンテを混同してしまい、同じ一人が出所と脱走の両方をこなしてるのか……と頭が乱れてた。(己のミス。)
大した撮影テクじゃなくてもズームアップのたんびに、ときめく。
さて、世の中へのお願>>続きを読む
アルカイック(?)な自己満足作。この時点では映画作り失格。“挿絵だらけの政治的小説”の中に全演技を封じ込めちゃってるから。
ナレーションまったく不要だってこと、なぜわからなかったのか? “原作”がどう>>続きを読む
無理のない佳作。漫画未読の立場から。
土田(臼田あさ美さん)には、共感できないが同情しつづけた。私はあんな行動とらないけど、周りにああいう友達がいたら話を全部受け止めて肩抱いてあげたくなる。
おしゃれ>>続きを読む
掻きむしられた。
いい感じに発せられる各セリフが、よそよそしくしか響き合わないんだけど、その“グルーヴしなさ”が醸しだす独特のリアリティーに、私はだんだん心を掻きむしられていったんだ。
でも、カオル>>続きを読む
頻回登場した路上歌手「Ryoko」が破壊力最高だった! 詩が原作のわりにはセリフが薄い、(姉弟みたいなウザ子とウザ郎の)真面目な“ギコチナ映画”全体はともかくとして、とにかく「Ryoko」!! 彼女が>>続きを読む
♪とても安心しながら観ていられた~
安心のあまり途中で何度か飽きちゃった~
路上ライヴは“脱すべき底辺”で、ベストセラーと慈善活動が大団円っていうのは、音楽愛不足。「最高のオリジナル曲一つ遺して路>>続きを読む
写実的で夢のない画(「デカ目」の概念なんか知らないとばかりにほぼ全員が一重瞼だったり)は想像力を刺激してはこないけど物語理解の邪魔にもならないので、アニメとしてどうかでなく人間ドラマ全体をどう受け取れ>>続きを読む
完璧すぎて、嫌い。
まるで約二時間、とびきりのイイ男に遊んでもらって最後に「キミなんて愛してない」と囁かれたみたく。
親子三人の痛ぶられシークエンスが情感上の貯金(ナイスなトラウマ)となって後半まで>>続きを読む
失敗作。
尊い主題の無駄遣い。美男美女たちの無駄遣い。御フランスの無駄遣い。断崖絶壁の無駄遣い(←東尋坊よりも恐ろしい、超贅沢な風景だったのに)。挙げ句の果ては、裸の無駄遣い。
「自殺未遂からの生き>>続きを読む
◆以前の初鑑賞時の感想◆
“道化師が大道芸のやりすぎと恋ナヤで頭おかしくなっちゃって死ぬまで踊り狂う?……”と見当つけてたのにこれ全然違う話。先へ先へとワクワクが続いたけど終わってみたら何も残らず。>>続きを読む
精彩欠いた俳優三人による、灰色・鼠色・薄墨色のトリコロール映画。ひたすら地味。
主演女優は顎や表情や黒目を無駄に動かしすぎた。シナリオの非力さを補おうと張り切っちゃったのか、それとも演技センスがないの>>続きを読む
嫌いだけど、すばらしい。成功映画。
アジア系の人間がただの一人も(NASA外のエキストラとしても)登場しなかった。このような配慮不足は、アメリカが2017年現在においても人種差別意識をじつのところ払>>続きを読む
どこにどう魅力を感じたらよかったのか、受け取り方に悩む。
その上、ラストの意味するところがよくわからなかった。
まるで、お子さまランチを完食させられたその後で、大人向け以外ありえない食後酒(レモンチェ>>続きを読む
題名に偽りなし。
“こんな顔に生まれたら思いっきり幸せになるか自殺するかの択一しかない”ような趣里(27か28歳)を、まるで“全身性器”のようなイタズラっぽの麗しき橋本マナミ(33歳)がクフクフと育>>続きを読む
銀世界をコトラ(♀)が右左ぴょこぴょこ見たりしてからゆっくり女優らしく歩いてくる冒頭で、「これはネコしゃん映画として『ありきたりにせず、A級超えのS級を狙ってる』っていう宣言ね!」と確信。寒いでしょう>>続きを読む
良作!
でも、普通に期待される劇的な物事は、ただの一つも描かれてない。日常の懊悩がささやかな起伏を辿って続くばかりで。
設定提示の時間帯(最初の二十分弱)は、台本も演技もちょっと堅苦しかった。“半熟の>>続きを読む
[子供時代に背伸びして観て以来ずっとご無沙汰してたこの久々の映画だけど、“勝手にしやがれの日”を自主制定して毎年一回コレ観るっていう育ち方をしてくればよかったかな?]
外面はグリマートゥインズ(ミッ>>続きを読む
俳優たちのお顔の偏差値が高いことは(中盤までは魅力だったが、最終的には)作品の傲慢さへと直流してた。
キリストの威光を頼った“ドヤ顔映画”。
妊腹でも何でもない下腹部の“露出狂”、とても不快。(本当に>>続きを読む
重要文化財。
終盤の威力がちょっとだけ足りないけど、昭和らしさは青い私をアゲてくれるし、超時代性が笑わせてもくれる。しかも立派に社会派だし、優等生な喜劇ね! OL版も誰か作っててくれてないかな~?(>>続きを読む
全世界に蠢いてた(この私みたいな)前作ファンに、よ~~く気を遣ってくれてる。
特に、2020年代以降のブレードランナーの世界観から日本が抹消されてたらどうしよと杞憂してた、この私ちゃんら日本人は、ルー>>続きを読む
謎のままだが、意味はある。
でも、サイドショーの四人のうちの、「地の穴を永遠に覗き込みつづける」金髪の人の、意味わかりませんでした。(「親の因果が子に宿り……」と比べて「だんだん小さくなる王様……」>>続きを読む
まるで美女を撮るように、焦土や黒煙を撮ってる。
まるで叙事詩を飾り立てるように、大交響楽を鳴り響かせてる。
その善し悪しを特に言う気にはならない。
私の知り合いの某中年男性が、あの戦争の数カ月後、沖>>続きを読む
あのォ……、怖いんですけど…………。
客人を、私をビビらせた、最初の夜の吸血鬼(クラウス・キンスキー)。
でも、クラウスだけじゃなく……………スイカの赤にもゾクゾク。そして、綺麗すぎるイザベル・アジャ>>続きを読む
想定外! 千年に一度の傑作映画!
これでペペだけ高いギャラもらったのがバレたとしたら、ペペはみんなに袋叩き(いや、八つ裂き)にされただろうね!
────と想像しながら観てたら、笑死しそうになった。>>続きを読む
完璧な出来ばえ! それを序盤にして知る。画にも音にも話にもマイナス要素が一つもないまま淀みなくすべてが展開していったから。
俳優たちの発する全セリフが、日本語として最適速度。これって意外に稀有なこと>>続きを読む
ラベンダー畑に「わーい。わーい」と思ったけど、ほんの1カット。二度とラベンダーは登場せず。
やな話だけど、やな映画ではない。テンションの低下は特になくて。
「何なんすか。ホラーですか?」とは地味に訊き>>続きを読む
もしもフランス映画アレルギーのある人がうっかりこれを観たら「ほら、こんなだからやっぱりフランス映画は大っ嫌いなんだ。腐ったミカンみたいな愚作品だ」と唾棄しちゃうことだろう。……………部分的に黴びてるミ>>続きを読む
綺麗な男優さんたちを愛でる仏映画、がそろそろ欲しかった私。冒頭からしばらくクロード・マンとポール・ゲールだけを(女優等に邪魔されず)追えて、充足感なかなか。
黒タイのスーツ姿でラストまで通しそうだった>>続きを読む