くりふさんの映画レビュー・感想・評価 - 58ページ目

アメリカン・ハッスル(2013年製作の映画)

4.0

【アメリカのたわごと】

期待薄でしたが…なんだ、面白いじゃん!同監督前作『プレイブック』の延長として楽しみましたが、あちらより巧いと思った。

相変わらず自己愛爆裂な連中が、自己愛衝突させてコミュケ
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くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ(2012年製作の映画)

4.0

【くまのアーネストおじさんジブリ風味】

東京アニメアワードフェスティバル 2014、コンペティション上映にて。これ、ガブリエル・バンサンの絵本シリーズ「くまのアーネストおじさん」のアニメ化なんですね
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ラヴレース(2013年製作の映画)

2.5

【死体を見せない戦争映画みたい】

とにかく全体ヌルいのと、あっけない結末にガクッ。こんなゆとり映画にしたらリンダ・ラヴレースという人をかえって誤解させるんじゃないだろうか?

『セルロイド・クロー
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インサイド・ディープ・スロート(2004年製作の映画)

4.0

【喉の奥 金が唸るなり マフィアには】

これはよくできたドキュメンタリーですね。

性解放、反体制、女性の自立、そして保守層の逆襲…といった時代の流れの中、『ディープ・スロート』がどう生まれ、関係者
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ディープ・スロート(1972年製作の映画)

2.5

【喉の奥 鐘が鳴るなり 絶頂時】

『ラヴレース』公開に合わせ改めて、正規レンタルできるバージョンにて(笑)。

当時世間が大騒ぎしたおかげで大ヒットとなった、アメリカン・ポルノの記念碑的作品。とりあ
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アルターフ -復讐の名のもとに-(2000年製作の映画)

3.5

【愛するか憎むか、よく考えて撃ちなさい】

カシミール紛争を舞台とした、2000年のボリウッドLOVE & HATEアクション。

過激派によるテロの余波で息子を失くした夫婦(サンジャイ・ダット×ソー
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マーニー(1964年製作の映画)

3.0

【チンコネリーの苛立ち】

「スクリーン・ビューティーズ」での上映にて。これはしんどかった。前作『鳥』からガタッと落ちた感。歌を忘れたカナリアいうか演出リズム忘れたヒッチいうか。

ティッピ・ヘドレン
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ゴッドファーザー・オブ・ゴア(2010年製作の映画)

3.5

【血まみれ父ちゃん意気揚々】

ゴア映画の父、ハーシェル・ゴードン・ルイスを追ったドキュメンタリー。しかし監督がフランク・ヘネンロッターなもんだから批判視線皆無。それがいっそ清々しいですが、ちょいと内
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白い恐怖(1945年製作の映画)

3.5

【バカップルサスペンス】

先日『マーニー』を劇場でみたのですが、同じサイコアナリシス系なら本作の方がよくできていた気がする…と思い出して久しぶりに再見。…デキは思い込みでしたが(笑)。しかし、こちら
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キャプテン・フィリップス(2013年製作の映画)

4.0

【あめちゃん怒らすとこわいでー】

…という映画だと思った、要するに。でも日本も他人事じゃないし、少しでも海賊への抑止力になるならプロバガンダでもいいや(笑)。

渾身のイラク取材原案をB級アクション
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キス・ミー・ケイト(1953年製作の映画)

4.0

【「So in Love」にFall in Love】

本作の魅力はまず、主題歌「So in Love」のうっとりな名曲ぶりです!(きっぱり) かつての日曜洋画劇場、淀川さんのサヨナラ×3後に流れた
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フォー・ザ・ボーイズ(1991年製作の映画)

3.5

【なるほどメイ・ウエスト】

最近みた『ソウルガールズ』からの戦場慰問つながりと、その他いくつか興味があり、みてみました。WWⅡ~朝鮮~ベトナム戦争…と慰問ショーを続けたエディ&ディクシーの、半世紀に
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

4.0

【パルプ・ノンフィクション】

このネタなら面白いのは予測できましたが、前作『ヒューゴ』の嘘臭さに比べたらスコセッシ、まるで水を得た魚のよう!(笑)

しかし本作のバカどもにはほぼ、自己投影していま
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ジャーニー ドント・ストップ・ビリーヴィン(2012年製作の映画)

3.5

【ふつうの男の旅路】

ジャーニーは80年代、好きでしたがアルバム買うほどではなく、いつしか離れました。だからボーカルがフィリピン出身アーネル氏に変わったことは本作で知り…驚いた!

劇場行きたかった
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プロメテウスの庭(1988年製作の映画)

4.0

※本作は映画祭の一本として見ました。以前のサイトではその映画祭ページがあったのでまとめて投稿しましたが、こちらにないため、作品別に、その作品以外は名称だけにして、投稿します。

【アニメとは変態なり】
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歩いて歩いて(2003年製作の映画)

3.5

※本作は映画祭の一本として見ました。以前のサイトではその映画祭ページがあったのでまとめて投稿しましたが、こちらにないため、作品別に、その作品以外は名称だけにして、投稿します。

【アニメとは変態なり】
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マゴット・フィーダー(2013年製作の映画)

4.0

※本作は映画祭の一本として見ました。以前のサイトではその映画祭ページがあったのでまとめて投稿しましたが、こちらにないため、作品別に、その作品以外は名称だけにして、投稿します。

【アニメとは変態なり】
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サブウェイ・トレイン(2013年製作の映画)

3.5

※本作は映画祭の一本として見ました。以前のサイトではその映画祭ページがあったのでまとめて投稿しましたが、こちらにないため、作品別に、その作品以外は名称だけにして、投稿します。

【アニメとは変態なり】
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サニー・アフタヌーン(2012年製作の映画)

3.5

※本作は映画祭の一本として見ました。以前のサイトではその映画祭ページがあったのでまとめて投稿しましたが、こちらにないため、作品別に、その作品以外は名称だけにして、投稿します。

【アニメとは変態なり】
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ホーガン(2011年製作の映画)

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※本作は映画祭の一本として見ました。以前のサイトではその映画祭ページがあったのでまとめて投稿しましたが、こちらにないため、作品別に、その作品以外は名称だけにして、投稿します。

【アニメとは変態なり】
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パペットボーイのお話(2008年製作の映画)

3.5

※本作は映画祭の一本として見ました。以前のサイトではその映画祭ページがあったのでまとめて投稿しましたが、こちらにないため、作品別に、その作品以外は名称だけにして、投稿します。

【アニメとは変態なり】
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北アメリカ物語(2007年製作の映画)

3.5

※本作は映画祭の一本として見ました。以前のサイトではその映画祭ページがあったのでまとめて投稿しましたが、こちらにないため、作品別に、その作品以外は名称だけにして、投稿します。

【アニメとは変態なり】
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ワ・タ・シ・ノ・カ・オ(2005年製作の映画)

3.0

※本作は映画祭の一本として見ました。以前のサイトではその映画祭ページがあったのでまとめて投稿しましたが、こちらにないため、作品別に、その作品以外は名称だけにして、投稿します。

【アニメとは変態なり】
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デリーに行こう!(2011年製作の映画)

3.5

【アジメールの夜空に】

IFFJ自主配給第一弾、『デュー・デート』のボリウッド版翻案。

歌って踊る狂騒コメディかと思えば意外や…小粒ながらもちょちヒューマン。油断し最後に泣かされた(笑)。

上し
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ソウルガールズ(2012年製作の映画)

4.0

【アメリカン・ドリームなんかいらない】

地味によい映画でした。単純に楽しいけれど、掘ると掘った分得られる作品だとも思います。

『ドリームガールズ』のパチモンみたいな邦題も、サファイアズがなぜスプリ
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.5

【燃えるないい女】

日本初TCX×ドルビーアトモスの3D版でまず体験。が、アトモスは意味なかった…だって宇宙に、音ないから(爆笑)。

で、やっぱり3Dってこけおどしを超えないなあと実感。妙なホラー
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狩人の夜(1955年製作の映画)

4.0

【狩女の椅子】

日本初公開が1990年、確か俳優座シネマテン夜の部でみたのですが、その頃はまだ、本作を面白がれる視点を持っていませんでした…。

序盤の沸点、シェリー・ウィンタースが「偏愛の水中花」
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エヴァの告白(2013年製作の映画)

4.0

【エリス島をぬけるとそこは盗賊の巣だった】

前作『トゥー・ラバーズ』がとてもよかったので、ジェームズ・グレイ監督作という安心信頼印に惹かれて、みました。

今回も紋切型大全集みたいな作りですが、安定
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晴れて今宵は(1942年製作の映画)

3.5

【アステア&ヘイワース 恋は錯覚篇】

『踊る結婚式』に続き、フレッド・アステアとリタ・ヘイワースが組んだミュージカル。

こちらの方が、ドラマとしてもミュージカルとしても充実していますね。何よりリタ
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踊る結婚式(1941年製作の映画)

3.0

【アステア&ヘイワース 兵士と花嫁篇】

単純に、ダンスが見たくて借りました。

踊る歌丸師匠ことフレッド・アステアと、「ギルダ以前」のリタ・ヘイワースが初めて組んだミュージカル。タップダンスはみ応え
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ムトゥ 踊るマハラジャ(1995年製作の映画)

3.5

【乗り遅れていマサラ】

DVDレンタル始まったので借りてみました。公開当時の頃は映画そのものをあまりみていない時期で、マサラブーム?には全くノレず、今回が初見です。

まずは映画的興奮がしっかり詰ま
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ブランカニエベス(2013年製作の映画)

3.5

【踊らぬ闘牛姫】

肝がよくわからない映画でした。ふつうに面白いですが、終わってみるとどうも胃もたれ。

とりあえず不足感大きく二つ。

白雪姫ことカルメンの闘牛シーンが腰砕けなのと、本作のポイント「
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バックコーラスの歌姫たち(2013年製作の映画)

4.0

【ちょっと懐古な歌姫たち】

題材がとてもよいですね。それだけでみる価値がありました。

また、入口こそ20 Feet from Stardom(原題)ですが、終わってみると、永く歌い続けてきた彼女た
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ソール・バスの映画タイトル集(1977年製作の映画)

3.5

【バスの魂】

(当時)しばらく前にDVDを購入したのですが、時間なく半端見のまま放置してしまい…。

久しぶりに『めまい』を劇場でみて、ソール・バスが初めてヒッチと組んだそのタイトルバックに改めて感
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ファイアbyルブタン(2012年製作の映画)

1.5

【女体と退靴】

映画としては退屈だろうと予測していたけれど、予想以上だった…(苦笑)。

同じ被写体でもワイズマン監督の『クレイジーホース・パリ』の方が断然面白い。あちらはショーが醸す幻想をカメラで
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ジャッジ!(2013年製作の映画)

1.5

【伊代はもう49なんだからさ】

一見楽しいが、寒い映画。まあ笑えたものの、オレ冷笑してるよな…と我に返ってしまった。

色々感じたことはありますが、一番よくないのは、CMのプロが作ったCMコンテスト
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