このレビューはネタバレを含みます
聾唖者の女性がボクシングジムでプロテストに受かり、それでも、どう生きてゆくか?苦悩する中、
リングに立ち続け勝つ人生と、リングを離れたい気持ちに揺れる中で、ジムが閉鎖に。
結果を出せない不器用な…
各所で高い評判を受け、
多くの映画賞も受賞した今作、やっと観賞!
これは…なんて言えば良いんだろう?
ちょっと言語化できない!
凄く淡々としていて
大きな仕掛けとか展開とか無いんだけど
心に残っ…
進む
「気持ちが体に追いつかない」ケイコが放った弱音にズシッとくらった。
無音だからこそ研ぎ澄まされて聴こえてくる音が多い一作。
弟との絶妙な距離感。会長・トレーナーさんの愛情。いづれもとても温か…
コロナ禍が彼らにもたらした弊害とそこに寄り添えない社会も描きつつ、岸井ゆきのの圧倒的な演技力が作品の軸となる。さすが。
自分は何者でどう生きるべきか。どこかで心の拠り所を求めていたケイコがその歩みを…
主人公がボクシングを続けている動機や、拳を酷使しながらもネイルが丁寧に塗られていることの「曖昧さ」が、ボクシング映画特有のスポ根の呪縛から解放されるように機能しており、ボクシングのある「日常」へ焦点…
>>続きを読む丁寧に、静かに。観ているこちらが耳を澄ます。主演の岸井ゆきのに魅入る。
ボクシングのコンビネーション、どれだけ練習をしたのだろう。身体で覚えるには相当な量をこなしたのでは。
映画を観たけど、一冊の本…
©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS