旅と日々公開記念リバイバル上映にて。
耳が聞こえないことによる苦労とかジムの経営難とか色々あるけど最後の方でミット打ちの音が明らかに変わったところがあってなんかきっと大丈夫な気がした。ケイコにもそ…
強調される環境音。喋っている人に焦点の合わないカメラ。ケイコには聞こえないものを観客は聞く。
街の喧騒とか信号とか、景色の切り取りを見ながら何かを汲み取ろうとするのはケイコと観客が重なる気がする。
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静寂の中に力強さと温かさを感じる作品。
同じく三宅唱監督の「夜明けのすべて」が物凄く良かったから期待値上げて観ちゃったけど、これはまた違う雰囲気でかなり良い。
ケイコの喜怒哀楽や繊細な気持ちの移り変…
手話を使わない人たちに対する意思伝達のスピードがどうしてもゆっくりになってしまうケイコの言葉を周りの人たちは聞かず、どんどん物事を前に進めてしまう。終盤のノートの雄弁さにハッとした。
これもまた本…
いつも通っているジムでボクシングをすることをアイデンティティの一部としていだのであろう主人公だけど、ジムの閉鎖に親からの「やめたら?」の声で少しずつ気持ちが揺らいでいってしまう話。
自分のやりたい…
映画を観ているうちに、拳闘に没頭する人が、あながち自分とは異なる人種ではないと思えてくる。映画の最後、主人公のケイコが街に消えていくのが良かった。
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【ブログ】
『ケイコ 目を澄ませて』 死を意…
こういう飾らない映画が好きだ。
聴覚障害者が感じてる嫌なことも、人のあたたかさも素直に淡々と描写されていて良い。
東京の下町で起こったひとつの人生をそのまま切り取ったような。
BGMはほぼ無くてとて…
繋がりの積み重ね、それが居場所。
居場所の話だと感じた。
「人は一人だ」と語っていたケイコが、周囲の人の愛や期待を感じ、それが居場所となっているような。
前半では無表情だったケイコが、後半では様々…
©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS