○「情熱は創造を愛でることではない。情熱は、創造の中にこそある」(主人公のモノローグ)
ゲオルギー・シェンゲラーヤ初監督の中編。戦後の厳しい経済状況と検閲により停滞したジョージア映画に新たな風を吹…
当の本人はナショナリズムの情熱に駆り立てられて思い切った行動を取るも、地元民からしたら急に都会からやってきて馬を盗んで暴走する奇行に過ぎず、殆どの観客からしても謎の正義感にしか見えず、そのズレがめち…
>>続きを読む俺が祭りを盛り上げる!と謎の哲学に取り憑かれたお祭り男が地方のお祭りに馬で殴り込みをかける。記録映画っぽさと劇映画っぽいくだりがかなりちぐはぐなバランスでブレンドされている。終盤の「イモトを探せ!」…
>>続きを読む時代を感じさせる怜悧でひねた語りが特徴的な不条理実存系ムービー。音楽がずっと不穏なのでアラヴェルディ祭でワーッと楽しい感じではないです。
「去年の夏突然に」とか「リリス」、アントニオーニ作品を想起…