愛し合ってさえいれば、自宅のインフラも整う。家具なんてなくても、愛があれば生きていける。
大量生産大量消費社会へのアンチテーゼかなにかか。とにかくパズルを当てはめるような、あの流れるような映像がも…
【木の声】
オタール・イオセリアーニ監督の1962年の作品
〈あらすじ〉
一組のラブラブ・カップルが、愛があれば何もいらないとばかりに、家具も電化製品も無いアパートで新生活を始めた。だが、管理人…
白(光)と黒(闇)のせめぎ合い
黒が優勢だったり、白が混ざったりする様が視覚を通じて観ている側に感情や現状を伝えてきます
あとは音も同様に状況を伝えてきます
衣装がクルクル変わるシーンが良かったです…
オモローな中編。キアロスタミの『友達のうちはどこ?』然り、路地裏を動き回る映画は動きそのものが面白い。こっちはよりアクションが強いけど。ちょっとジャック・タチ味を感じたり。
舗装もきちんとされてな…
初めて聴くのにどこか懐かしい音楽と風景たち、少女が歩くときの鉄琴のような音が可愛くて妖精のよう
四月はたくさんの家具たちが歩く季節
楽器を吹くおじさんのショットが其々良すぎる(マンションの一室で…
全編台詞なし、運動と音に徹した、イオセリアーニの中編。
イオセリアーニは初めて観たし、正直、噺はよくわからんけど、ジョージアの都市と田園風景の対比とか、4象限マトリクスみたいな4つの窓の画とか、見…
【レジデンス・ファンタジーの仮面をかぶった風刺作】
愛する二人が入居した部屋は、キスをすると明かりがつき、蛇口を撫でると水が出る。
幸せな同居生活が始まったと思いきや、管理人から椅子をもらった…
コミカルでキッチュな作品の中に豊かさとは何かを突きつけてる作品となってますね。
生活とそして生活音と生活に必要な家具にも愛を感じます。そんな普通の生活への気付きを感じる作風の原点ともいえます。
単な…
「モノ」は人をダメにする、だからこそミニマルに
生活を豊かにするはずの家具を必要な量以上集めた結果、その材料にする思い出の木が伐採される。その魂がついえたことと連動するように若者たちの愛も薄れてい…