リー・ルイジュン、2022年。
2011年の中国西北部甘粛省が舞台とのこと。土や自然、二人のリズムが珠玉。
開始15分「麻花をお食べ」「自分達が食べないとご先祖も食べられない」で早くも涙が。
…
慎ましく清らかな人間が織りなす生活。
必要最低限の生活道具。
部屋を灯すろうそくのように
小さくも温かな幸せ。
騙されていても、本来得る稼ぎを搾取されていても、そんなことは眼中にはない。
自分の手に…
塵という言葉を悲しくしてしまいたくはない。あえて描かれないことで、やさしく残る余韻を大事にしたい。農民たちは、開発に押し出され、たとえ社会から埋もれていたとしても、土とともにおだやかに暮らしていた。…
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映画鑑賞メモ
20250810
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_Return to Dust
_Directed by Li Ruijun
_娯楽★★☆☆☆
_前衛★★☆☆☆
_瀟洒★★★★★
_感情★★★★★
_社会★…
このレビューはネタバレを含みます
すごく良い映画だった
夫婦は友だちのようにお互いを思いやって楽しく暮らすといい、と初期仏教のスマナサーラ長老が言っていたこと、この映画で見た気がした
ラスト、私は、夫が練炭自殺したように捉えたの…
「奇跡と呼ばれた映画」というコピーは大袈裟ではなく、マジでした。
有铁の手や、家、ロバ、その辺にたむろしてるジジババなど細部にわたる実在感がヤバい。そしてその実在感によって裏付けされる映画の説得力が…
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