詩人の作品情報・感想・評価

詩人2018年製作の映画)

The Poet/诗人

製作国:

上映時間:123分

ジャンル:

3.4

あらすじ

「詩人」に投稿された感想・評価

ymura

ymuraの感想・評価

4.6
TIFF2018
大変美しい映画。TIFF2018でも1-2を争うお気に入り。
misumi

misumiの感想・評価

3.8
炭鉱工場に勤める詩人の男と、それを献身的に支える妻の話。妻のお陰で有名な詩人に口利きをしてもらって有名になり、その反面妻によって自分のプライドとか立場に苛まれているところがよく出てました。誰からも褒められる妻。女って強かだよね…。とにかく、すっごーーーーーい良かったです。私が知っている中国映画ってこんな感じだったかな?と余韻に浸りまくってしまいました。本当に良かった。監督の方は本当に沢山の映画や本を読んだりしているんじゃないかな。

朱亚文さんは映画やバラエティに出てるのを何度か観たことがあったんですが、生で観たら肌が白くてツルツルでめっちゃかっこよくてびっくりしました!この作品に出てくる姿は色男には変わりないのですが、髭面でちょっと色も黒いので、全然違いました!笑。
tomoo1106

tomoo1106の感想・評価

3.0
東京国際映画祭4本目。

詩人として頭角を現してくるけど大成しきれない旦那と、それを支える綺麗な奥さんの話。

あの時代はみんながみんな、自分の現状から抜け出そうと必死だった時代だったのが伝わってきた。
まさに成功しなくても慎ましく二人仲良く暮らしていたら幸せだったのに映画だった。旦那さんのやる気も中途半端に感じてしまって、なんだか奥さんが気の毒に見えてしまった。
yontanu

yontanuの感想・評価

3.4
東京国際映画祭にて

炭鉱もの
タイトルの割に詩は1つも出てこなかったむしろ詩人の奥さんの言葉1つ1つが詩のような台詞だった

文革の中で揺らめく人間模様なのはわかるけど、男は結局なにをしたんだろ
何もしなかったようにしか見えなくて、
どんな詩を書いてたかわかれば、
少しはあのヒモ男のことも、理解できたかもしれないけど。

でも炭鉱、鉱山、大風呂、豆電球をつけた机、良いショットはいくつもあって目には良かった
ha

haの感想・評価

-
東京国際映画祭2018

眠るときはすぐそばにいて、ほつれた毛糸をたどれば触れあえるのに、壁の向こう ガラス戸の向こう カーテン一枚の向こうにいるあなたとどうしてこんなにすれ違ってしまうのだろう、解り合えないのだろう。ラストカットで泣く。
みしゃ

みしゃの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

人は一生に一人の人と一つの場所さえ覚えていればいい。本当にそうなら、李五は幸せ者だったろう。彼は最後まで陳慧に想いを馳せ、彼女と暮らした日々の記憶に取り憑かれたまま死んだのだから。

女は男の夢を叶えるために尽くしたが、そのことが二人を引き離してしまった。一人の男を愛することに人生を費やした女と、一人の女と暮らした過去に縛られる男。息子に対するように夫を愛する妻の愛情は、時に過保護で狂気にさえ思えてくる。男をダメにするタイプ、炭坑村のファムファタール。

二人が別れてからも、男の生活には女と暮らした日々の記憶がつきまとう。それは身体的な記憶だ。太陽の光を浴びれば女の匂いを思い出し、他の女を抱こうとすれば、無意識にズボンの裾に手が伸び、妻が毛糸のズボンを穿いていたときにそうしていたように、綻んだ糸を解き手繰り寄せようとする。その度に男は記憶の迷宮に入り込み、抜け出すことができない。だからといって、妻の近況を知るチャンスがあっても積極的に聞こうとせず、二人が再会を果たすことはない。男が愛しているのは記憶に住む妻なのだろう。実在しているようでしていない愛情の対象。人は存在する事物を愛するのではなくて、事物から呼び覚まされる身体的な記憶、感覚を愛してしまうのかもしれない。

圧力鍋で作ったスープを飲んで一言、土鍋なら良かったのにと。時代の流れ、暮らしの変化。もう誰も詩を読まなくなった、という台詞にあるように、詩を書く詩人は時代に取り残された事物の象徴だ。取り壊されるかつての炭坑村とともに、男もまた土に還る。
moyo

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3.4
最後のシーンが素晴らしかった。愛の深さを感じて、せつなさがこみ上げてきた。
大越

大越の感想・評価

3.5
手法に安易さが目につくなあ。基本的には好きだけど。
なんか色々「ここ直せや」ポイントがあったのにものすごい速度で忘却してる。ティーチインでクソ質問しか出なかったことへのイライラで作品の印象が上書きされてしまった。
まあその程度の作品です。

しかしロングショットの気持ちよさだけは異常。鉱山と風呂の大人数のディレクションも巧い。あと「解放生産力、発展生産力」のスローガン+鄧小平の肖像っていう看板だけで文革の終焉を語るのはミニマムで良かった。
mingo

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3.6
中国の80.90年代の経済改革の最中に詩で経済を変えようともがく主人公を通した映画、予想と反して遊びのある退屈とは程遠く、少し肩透かし。ジャームッシュはパターソンで詩で生活を描いてたのに対し、本作は生活を詩で描く。作品の密度、作家性の濃淡はそこに現れたか。
ただ本作の良さは2億円を投じたオープンセット、むせ返る炭鉱の埃、大浴場の湯気、どれも素晴らしい。それと特筆すべきは赤い毛糸を通した夫婦の愛情の描き方。糸の綻びは愛情の綻び。あざとさを感じつつも、ソンジアの母性に男なら腰砕け。ラストの白線をなぞる演出が良かっただけに、ひと押し足りない作家性だけが残念だ。
moon

moonの感想・評価

3.6
東京国際映画祭、2本目

経済革命により時代が大きく変動している最中の中国、炭鉱で働きながら詩人として創作を続ける旦那を献身的に支える奥さんの深すぎる愛を描く。
この詩人の旦那が恋人であり、旦那でもあり、大きな息子のように描かれる所で好き嫌いが分かれそうだなとは思ったが私は好きでした。
氷山のように冷たく描かれる炭鉱の風景、毛糸の下着がほつれぴろぴろとほどけていくように、時代に翻弄される二人の関係は徐々に壊れていくように見えたが…

ラスト、俯瞰で撮ったあのカットが忘れられない
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