暗闇にきらめく白刃、顔に差す光と影の陰影、舞台のようなセット。
市川崑の映像美が際立つ。
山本富士子のお初が格好いいし、若尾文子はめちゃくちゃ美人。
市川雷蔵や勝新太郎がちょい役で長谷川一夫300…
長谷川一夫の真価を語れる力はないが、映画スターとしての偉大な足跡はもちろん、日本の文化史に多大な貢献をした人物だ。
本作を観れば観るほど、彼が不世出の演技者だと知らされる。300本すべてを観きったと…
暗闇の端と端に表われる灯りと映し出される表情が他にはない高い芸術性 時々怪談なのかと感じる情念が恐ろしい
パノラマで画面左右に大きく広がる白い壁
地平線が蒼く光る夜陰 中央に人物がいる構図は美し…
日本的な様式美の世界に市川崑のモダニズムがハマる。黒を基調とした色彩とシャープな画づくり、そしてジャズ。
役者の復讐劇ということで手が込んでいるのもおもしろい。脇では主役に負けじと変化するお初…
この映画で山本富士子好きにならない人いるのだろうか?
お初の姉御格好良さといい色気といい台詞のケレン味といい一人称オイラといい完全に若尾文子演じるヒロインを食ってたし、何だったら長谷川一夫演じる主役…
黒一色の舞台装置にぼうと人間が浮び上がる、幽霊じみたライティング表現が、シュールで最高。緩急のある美しい映像に、やたらグルーヴ感のある長台詞が絡む。が、説明臭くなく小粋な落語のよう。市川崑は音のセン…
>>続きを読むこれまで観た監督作では、1~2を争うくらい好き。
現代劇だと気障な作風が鼻につくこともあるが、本作は全ての場面がイキイキとしたネオ時代劇で、音楽もジャズ。
役者の距離を十二分に離したうえで収めたロン…
長谷川一夫を始めとした名優たちの熱演や、最も切れ味があるとも言えるくらい奇抜で見事な映像表現、劇中劇を上手く用いた構成等が素晴らしい市川崑の最高傑作の一つ。
この作品も59年版ビルマの竪琴や東京オ…
雪之丞変化を観ました📽
光と闇のコントラストが素晴らしい映画でした😊
長谷川一夫 : 女形役者と義賊の二役が見事
若尾文子 : 美しさと可愛さに見惚れた
山本富士子 : 気っぷのいい姉御肌でも色気…