焦燥、羨ましさ、苛立ち。
芸術と向き合いたい気持ちと1人の人間としてこの世に生きてることの狭間で生きてるって感じ。
芸術もこの世のものなんだけど。
もっとはっきり言いなよ、とか、逆にそんな言い方…
この映画、ずっと天気が良くて、明るい平和な光に満ち溢れていたのに、なぜか観ている私は息がしづらかった。
空気が張り詰めているというより、透明な膜が張られているような感じ。
完成した人形を家に持ち帰…
評価が高く、かなり期待してみたけど、本当に何も起きなさすぎてイマイチだった。
きっと、刺激を求めている、いま以外のタイミングで観ればもう少し評価は上がったかも?
創作ならではの苦悩を知れた。
空白が…
地味な作品が多いケリー•ライカートの諸作の中でもひときわ起伏がない一本。
とはいえ、アーティストゆえの創作のプレッシャーに悩むミシェル•ウィリアムズが、周囲との折り合いも含めてどう着地点を見出すか…
ライカーとは静かに見せる。芸術を生活よりも上におかず、ただ淡々と見せる。語るんじゃなくて、見せる。「小道具」だった鳩が、最後の飛翔で主役になって、これは鳩の回復の物語だったんだと気づく。鳩が飛ぶこと…
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