1980年代半ば。ヒトラー研究で知られる大学教授で、三度の離婚を経て現在はバベットを妻に各々に母親の異なる四人の子供と暮らすジャック・グラドニー。複雑ながらも幸せな家庭を築く彼が、時折見せる妻の不審…
>>続きを読む車の渋滞シーンなどゴダール『ウィークエンド』を思わせる演出がある。漠然と死に囚われている都会のインテリ夫婦が、無法地帯で死と暴力を目の当たりにして、現実の死と向き合うようになる、というプロットも『ウ…
>>続きを読む全ての事象は死に向かっている
破滅に向かうと知っていながら嘘(?)の希望を作り上げ終焉の理由を納得しようとする。
逆をとれば終焉が存在する有限の時間に何を信じ、何を考え、何のために生きるかは自由であ…
映像の質感が全体的に80年代風味。
面白い。とにかくセリフが面白い。
ただ、内容は難解。まあ、原作が小説で、しかもポストモダンだから、『インヒアレントヴァイス』が難解なように難解。
死が怖くて、み…