中国・内モンゴル自治区の映画。
主人公は都会で活躍する馬頭琴を弾くアーティスト。認知症となった母の望みをかなえるため、一緒に草原に帰り旅をする。
全体にふんわりとしてファンタジーのようだと思った。…
第35回東京国際映画祭にて
これは、めちゃくちゃ面白かった!
日本人にとっては馴染み深い認知症をテーマにしつつも決して悲壮感は無い、明るさに満ちた作品だった。
モンゴルの大草原のスケール感も圧倒的…
認知症の母親の面倒を5年も見たお兄さんは偉いよ。現実を知らない弟アルスが怒るのも解るが、家で認知症を面倒見るのは容易ではないのだ。
母の思い通りにさせてあげたアルスには頭が下がる。素晴らしい行動だ…
ミュージシャンの次男が認知症の母親サイドカーに乗せてをロープで繋いで、草原の木を探す話。
原題の臍帯とはそのロープの事。
幻想を断ち切り、現実を受け入れる次男。
これから親の介護を迎える自分にとって…
認知症の母を故郷に連れて行くという湿っぽさを、母をサイドカーに乗せてバイクで草原を疾走する爽快さが吹き飛ばしてくれた。
何もない草原にゲルを立ててキャンプをし、出会った人々と火を囲んで歌い踊る光景も…
原題『臍帯』が印象に残る、静かに死生観に触れる作品だった。
内モンゴル自治区出身のチャオ・スーシュエ監督の初監督となる今作は、雄大な内モンゴル自治区の草原を舞台に母と息子、伝統と現代文化の交錯点を…
(別媒体から感想を転記)
2023/10/01
アルツハイマーを患い健忘が進む母とその息子が、母の思い出の地を探すロードムービー。ちっとも面白くなさそうなプロットだが、監督のチャオ・スーシュエさん…
中国内モンゴルが舞台となっている映画。
もう、モンゴルの大草原の
壮大な自然美に圧倒され、
馬頭琴の清らかで、
悠久の時を想わせる音色に
心癒されました。
生活は厳しい事もあるだろうけれど、本当に信…
【モンゴルの旅路】
モンゴルの草原を旅するロードムービー。
母親の故郷にかつてあった思い出の木を捜す旅。
ミュージシャンの男性がアルツハイマーを患う母親とともに、記憶の元へ向かいます。
母のルーツ…
広義的には中国の映画だけど、
厳密にはモンゴルの映画だな。
原題は「臍帯(=へその緒)」
実際に観たら納得の原題。
都会でミュージシャンとして生活する息子が、
認知症の母と「故郷」を目指すロードム…