1998年当時、深夜のラジオからはコソボ紛争の報道と宇多田ヒカルのオートマチックがずっと流れていたのを覚えている。
なのにコソボ紛争とは何かを知らなかった。
今回、この重い作品に出会ったことによって…
1998年のコソボでの幼く儚い友情。
実話というのが衝撃的すぎる悲惨なラスト。
セルビアとアルバニアの紛争は不勉強で殆ど理解してなかった。
一端を見ただけでも息が詰まる思い。
胸が痛むと言うばか…
ベースにある紛争はもちろんヒドいけど、自転車の件は人としてどうなのか。
ショートならではの構成も良い、2人の演技も良かった。
振り返るには理由があるのに、その結末はダメだ、ナゼの驚きを超えて信じられ…
2015年にイギリス・コソボでつくられたジェイミー・ドナウエ監督・脚本作品。コソボでは独立を巡ってセルビア人とアルバニア人の対立が激化していた。そんななか親友のペトリットとオキは最近手に入れたお気に…
>>続きを読む最初は断絶の理由がハッキリと分かっている「イニシェリン島の精霊」と言う趣。
でもそれだけでは終わらない、コソボと言う宙ぶらりんな国の現実を見せつけてくる非常に力強い短編映画。
(ロシアやイスラエルな…
メッセージは、たった21分の中にさえ重厚感を持って発することができることを証明したような作品。
そしてこれは、我々日本人にとって地理的にも遠く文化的にも接点がないためにどこか異世界の出来事のようかも…
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