山下耕作監督の爽快?作。
やば。大チャンバラ合戦の様相漂うラスト約20分のたっぷりの大喧嘩。走って走って走りまくって斬り合って散っていく。内田吐夢監督の『宮本武蔵 一乗寺の決斗』とはまた違った衝撃度…
集団時代劇ってカラーだと血が目立ってエグいな。
時代劇というより股旅モノの要素が強い。
長谷川伸もどきみたいな湿っぽい男女噺には閉口するものの、ラストの大乱戦はさすがの見応え。
割とオーソドックス…
舞台は軽井沢なんかにも近い長野県の小さな宿場町、小田井宿。旅に出ていた大川橋蔵が3年ぶりに地元に戻ると、ヤクザの縄張り争いが激化し恋人は幼馴染に寝取られてさぁ大変。そこに見境なく人を斬る連続殺人鬼…
>>続きを読むグレート・ダーク・タンバリン
カラーでヤクザ物という、集団抗争時代劇でも異色中の異色作。
ラス殺陣(今作は工藤栄一のソレに近いと思う)はもちろんのこと、望遠レンズ、屋外ロケ、縦の構図、ライティング…