このレビューはネタバレを含みます
昔のキリスト教司祭職、ブラックすぎ問題
ロベール・ブレッソンの【田舎司祭の日記】と同じく、主人公に強く同情した。映画内のアイスランド人よりも、映画を観た現実の人々の主人公への不寛容さが気になる。…
アイスランドの雄大な火山地帯と氷河、湿地帯を放浪する宣教師
神でも敵わない人の性悪。
人間の感情なんてものも雄大な自然とそう変わりない。
人も馬も川も海も大地もふるさとは同じなのだ。
「ひ…
アイスランドの過酷で美しい岩と苔、川と砂と海が人間的な時間・空間的スケールで映し出される。
ラストも最高だった。
実在した手紙をテーマにした点もすばらしい。
徹底的に長回しにこだわり、俺も同様に雨に…
久々に自分的にヒットした作品
かなり良かったです
デンマークの宣教師が、植民地であるアイスランドの村に教会を建設するために陸路で旅にでる
アイスランドの厳しい自然や地形
同行者との摩擦、言葉の通…
「アイスランドで発見された木箱に、デンマーク人が撮った7枚の写真が入っていた。アイスランド南東部で写した初めての写真。本作はこれらの写真にインスパイアされて製作された。」そんなプロローグで始まる2時…
>>続きを読む布教の旅に出る牧師。壮大な自然の脅威。その中に生きる人々。丹念に描かれた世界にただただ圧倒される。映されている自然が圧倒的なのはもちろんだが、人の動きの撮り方の巧妙さに唸る。
序盤の物体の動きから動…
アイスランドの荒野と冬の底知れぬ寒さが、画面の端々で生きていた。
信仰という灯りを胸に旅に出たルーカスは、人間の非力さを突きつけられながら、自然と文化の理不尽に翻弄されていく。言葉少なに映される風景…
合わせて『沈黙-サイレンス-』も観てほしい。
これ観た人は必ず引き込まれるし、作品との対比も楽しめる。
布教というベースは一緒だけど、舞台が違うだけでここまで違くなるのは面白い。
時間の経過を「腐…
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