気を緩めると寝てしまいます。
特に仕事帰りはね。
私だけでなく、前席の紳士は
頭を傾けて時折寝息を立ててました。
でも、少し眠って
「全編、この調子で行くんだね?
よっしゃ、観たろやないかい!」…
世界中から集めたコレクションや、シュヴァンクマイエルと妻が作ったオブジェを延々と観続ける映画。
説明も何もなくひたすら膨大な数の作品を目で追っていくので(もはや追えてない)一時停止で観たいと思った…
コレクションのヤバさよりも、こんなところで寝てる方が驚きだった。彼の作品はこの「驚異の部屋」クンストカンマー(Kunstkammer)という胎内で見た夢なんだな。
葛飾北斎の春画に実家のような安心…
ヤン・シュヴァンクマイエル私邸=“驚異の部屋”を映し続けるだけながら、これが凄い。
アフリカ民藝やアルチンボルド系奇想図から浮世絵まで。ヴィヴァルディの四季が妙なトランス感覚を醸す中、時折目に飛び…
蟲をメインで見に行ったが、こっちの方が最高に良かった。ヤン氏の成分(シュヴァンクマイエル夫妻か)が濃厚で、彼の胎内巡りのようなイメージ。
見続けたら気が狂ってしまうんじゃないかと思う瞬間が数回あった…
ヴィヴァルディの「四季」に乗せて、延べ2時間に渡って写し出されるシュヴァンクマイエルが誇る驚愕のコレクションの数々。
シュヴァンクマイエルファンは、『蟲』よりこっち観た方が良いかも知れません。
…
チェコ郊外の倉庫にひしめく監督の作品とコレクションをビバルディの四季に乗せてたっぷり見せてくれる2時間
ナレーションや字幕解説は無し
さすがに2時間は長い多分寝る
と思ったけど全然全然そんなことな…
これがアート映画ですか…。
ヤン・シュヴァンクマイエル氏の3作上映…そのトリ。彼の収蔵しているコレクション類をクラシック流しながら2時間たっぷり披露する…だけ!『錬金炉アタノール』の方でも少し…
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