昔、VHSのレンタル屋で人気ランキングに入っていたことから気になり、下調べなしで鑑賞。
場面の一つ一つが芸術的で面白かったけど、全部がセリフなしの長回しだったことから最後の方は少しだれてしまった。
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天使は天に棲むものではなく、視覚がその極限で遭遇する不可視の構造である。光を見ようとする瞬間に私は知覚の限界を越え、わずかに天使の側に立っている。見ることの苦痛と存在の透明、そのどちらもが静かに美し…
>>続きを読む絵画や他人の夢の中を観ているようで、強く引き込まれる作品だった。
天井に吊られた人形を刺す剣士の映像から始まり、牛乳瓶を運び続ける女、書庫で本を探し続ける男たち……と何を意味するのかわからない反復運…
この題名をつけさえすれば何だって良さそうになってしまうようなところがあるけれど、わたしには天使が見えなかったことが、悲しくなかった者。偉大なものであっても見えなかったことに恥じらいはない。何度も繰り…
>>続きを読むデイヴィッド・ホックニーの『絵画の歴史』を読んでいるところで、そこに出ていたカメラ・オブスクラがこの映画にも出てきたので、偶然に驚く。最近調子いいなと思う。
2つ目のシークエンスは、それこそまるで絵…
誰にでもある経験だろう、自分が映画を作るならこのシーンを入れよう、と軽いきもちで空想するけどすぐに忘れる それらを死ぬ時に集めたら誰でもこのくらいの1時間の映画は作れるんじゃない?とおもった 犬が出…
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