流石は小津安二郎リスペクトのヴェンダース映画。変な日本も変な日本人も出て来ない。
銭湯でお爺さんが前を隠していたタオルをちゃんと湯船のヘリに置くとかね。そんな細かい部分もしっかり日本のルールに則して…
東京・天使の詩
Ⅰ ベルリンから東京へ
『ベルリン・天使の詩』(1987)から35年、役所広司が天使になって東京の街に舞い降りた。といっても、彼には初めから翼はない。『ベルリン』の天使ダミエ…
人生礼賛の映画。
渋谷で観た。鑑賞後とても爽やかな気持ちで街に出ました。
ヴィム・ヴェンダースの手にかかると、東京が一瞬でヨーロッパ映画の舞台に。
巨匠が描くひとつひとつの絵に惚れ惚れしました。
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小津安二郎の事跡をたどる『東京画』(1985)を監督するなど日本とのつながりの深さで知られたヴィム・ヴェンダース監督と役所広司さん主演という日本人俳優と外国人監督という一昔前では想像できなかった組み…
>>続きを読む平山は家出してきた姪っ子に遠慮して自分が物置きで寝るようなとにかく優しい男です。
別に誰かを救ったりするわけでもないそんな彼をなぜか好きになるのは彼が優しさゆえに傷付いているからなのかもしれません。…
一人のおじさんがトイレ清掃を職業にしている日々を淡々と描いているだけなのに、なぜこんなに心をつかまれるのか不思議な作品だった。日常の小さな幸せを静かに提示しながら、「どうだい?生きるって案外悪くない…
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