複雑な気持ちになった。映画としては素晴らしい。平山という、トイレの清掃員として慎ましく生きる男性の生活を丹念に描き、そこにある些細な日常のきらめきや愛おしさを感じられるようになってる。本作にいちば…
>>続きを読む序盤から中盤にかけては役所広司演じる平山の、ある意味での人生に対する潔癖さ,機械的な暮らしが淡々と投影されている。他者から見ればなんの面白みも感じない日常に見えるだろうが、本人からすれば、小さな幸せ…
>>続きを読む映像と音楽、そして鑑賞者を飲み込む役所広司の演技力が心地よく絡んだめちゃくちゃアーティスティックな作品
きっかけはありそうだが、大きなことは起きず、淡々と毎日過ぎていくがそれこそperfectと評価…
繰り返す毎日にある、変わらない移ろいを感じて、幸せを噛みしめること。
シンプルに生きることが、豊かであるということ。
前半は、そんな主人公の日常を追従していく。
しかし、そうした日常の中にも“失わ…
「質素やけど好きなことだけで満足できてる=豊かで丁寧な暮らし」を描いてる、だけの映画ではなかったです。おそらく主人公のおじさんの波瀾万丈な人生がこれまでにあって、自分だけが満足できる暮らしを手に入れ…
>>続きを読む本作で描かれる「質素だけど豊かな暮らし」という雰囲気は一見するととても良い感じに見えるが、本作が作られた背景や細かな部分を見ると、諸手を挙げて賞賛できない作品だった。
平山が清掃する公衆トイレはどれ…
© 2023 MASTER MIND Ltd.