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ロザリー
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目次

ロザリーの作品紹介

ロザリーのあらすじ

生まれた時から多毛症に悩まされるロザリーは、その特別な秘密を隠して生きてきた。田舎町でカフェを営むアベルと結婚し、店を手伝うことになった彼女はある考えがひらめく。「ヒゲを伸ばした姿を見せることで、客が集まるかもしれない」 始めは彼女の行動に反対し嫌悪感を示したアベルだったが、その純粋で真摯な愛に次第に惹かれていく。 果たして、ロザリーは本当の自分を愛される幸せと真の自由を見つけられるだろうかー。

原題
Rosalie
公式サイト
https://klockworx.com/rosalie
製作年
2023年
製作国
フランスベルギー
上映時間
115分
ジャンル
ドラマ
配給会社
クロックワークス

『ロザリー』に投稿された感想・評価

3.6
多毛症の実在女性に着想を得た物語。
たかが毛。されど毛。
日本でも脱毛クリニックは破産するほど沢山あって、それだけ悩みの種なのです。
あなたは剃る派?私は光脱毛派!
そんな風邪薬飲んのCMのように、現在でも悩ましい問題なのね。

舞台は19世紀フランス。
ロザリーは多毛症で悩み父親と隠れるように生きてきた。
父親は田舎街でカフェを営むアベルの元へ持参金付きでロザリーを嫁入りさせることに決めるが、秘密を隠したままいけるわけもなく、、、。

ありのままの姿で生きようとする女性の物語云々というより、夫婦の愛の形を見守る物語だと思う。

以下内容にあーだこーだ。




















ヒゲとボイン( '灬' )

体毛が濃い。
大変!!とは理解するんだけど、体裁も大事というか、そこまで揉めるなら剃れば良いのでは?の気持ちになってしまう映画ではあった。
肌に良くないとはいえ、村の男連中も、夫アベルも毎日髭を剃っていただろうし。
ロザリーが野放図に伸ばした髭を、整えるアベルの姿は、髭を伸ばすならそこにもマナーがあるようにも思えた。

確かにあれだけヒゲが生えたり、背中や胸の毛が渦を巻く毛が生えるのを処理するのは大変だろう。

今作のテーマと、私の感じたズレは、主人公ロザリー(ナディア・テレスキウィッツ)があまりに華奢で毛が薄そうなので、ヒゲや体毛が取ってつけた感がしたのが良くなかったように思う。
違和感がぬぐい去れない。
あれだけ毛が濃いのに眉毛が両津勘吉にならないのも、深刻さが伝わりにくい。(ノ∀`)

元のモデルの人(クレモンティーヌ・ドゥレ)を検索したら、多毛症の大変さを理解し戸惑ってしまう。
モデルをもう少し寄せないと、その深刻さが伝わりにくいんよ(>_<)
髭があってもエロいわ可愛いわで、ヒゲくらい乗り越えろよ!と、アベルに思っていた。

自らを見世物にしてカフェに人を呼ぶロザリーの手腕はモデル通りと思えば感服してしまう。
そういう時代として、逞しく生きるロザリーは頼もしいし、不寛容な世間は苦々しい。その中で明るくチャーミングなロザリーは素敵だった。

ただ、グラビアアイドル売りした故に、孤児の引き取り拒否される流れの、調子に乗りすぎたしっぺ返しのような、ラストの流れは切ない。
鑑賞者に委ねるエンディングだったように思う。
私は再起し立ち直ったと思いたい。


欧米の、、特にフランス人の自己表現の激しさというか、私が私のままでいる事の為に、周りが耐えることを厭わないパターンに見えてしまうのが惜しい気がする。
みんな自分が!自分が!と、ダチョウ倶楽部のように手を挙げだしたら収拾つかなくなるのは困るなぁと思うの。

今作はそういう意図ではないのだろうけど、夫アベルのそろそろ剃ったら?というのを突っぱね、そのせいで数々の災難に巻き込まれてしまうのは、なかなか難しい。
アベルは、妻のことを後半は気にかけつつ、社会の流行り廃り、ブームの行き着く先を見えていたようにも思える。
作中8割は髭モードなので、ロザリーがそこにアイデンティティを求めすぎてしまったエンディングにも感じてしまうのね。。

過度に我慢するのはダメだと思うけど、みんなと上手くやって行くのはそんなにダメなのかなー、、と、欧州の自我の強い映画を観ると、島国らしい気持ちに時々なる私です(*/∀︎\*)
5.0
【外見と内面】

19世紀終盤から20世紀前半を生きた実在のクレマンティーヌ・デュレから着想を得た作品らしい。

ただ、映画「ロザリー」は近代フランスに時代を設定しながらも、現代にも通じる女性やマイノリティーの生き辛さを表現した作品になっている。

いきなり余談だが、昔僕の下で働いていた女性は、テキパキ仕事を良くこなす人で、人柄も素晴らしかったが、男性っ気はなくて、お化粧にも興味はないのか、鼻の下に色などまったく目立たないが産毛を放置している人だった。
よく同僚の女性の友人に「○○ちゃん、ついているよ」とカフェオレの泡が口ひげについているのをよく注意されていた。

ただ、そんな彼女もボーイフレンドが出来て、その時から産毛は処理されるようになった😁

さて、映画はロザリーの苦悩を隠しながらも前向きに生きようとする姿や、役に立つのであれば、自分自身をさらけ出すことに躊躇がないところも素敵だと思った。
まあ主演のナディア・テレスキウィッツがきれいだからというのも後押ししているかもしれないけどね。

ところで、クレマンティーヌ・デュレは、映画と同様ブロマイドを販売して収益を上げていたらしいけれども、実際は、パン職人の男性と結婚してカフェを仲睦まじく営んでおり、時には、ヨーロッパツアーまで行って、注目も集めていたらしい。
そんなことから多くの人に愛され、後に彼女を記念する博物館まで出来たのだそうだ。

映画「教皇選挙」では外観は男性だが、子宮を持つ枢機卿がコンクラーベで教皇に選出されるが、見た目は男性ばりの髭もじゃでも、気持ちはとても優しい女性がいたってのもなんか素敵だと思う。
maruco
5.0
ロザリーは美しい。
胸が痛くなるほど美しい。

人間の醜さとは
心の醜さをおいて他には無い。
ある時そんな文言に出逢った。
そしてそれを自分の目と心にぶち込んだ。
私はこの文言を忘れない。 

必ずや、

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