このレビューはネタバレを含みます
立ち上がりからシネはずっとどこか危うさを感じ、それが傍観者には怖くもある。
その伏線あるいは予感が悪くも消化され、さらにその彼女の危うさは全編を通して不変で、根底に鎮座し続ける。
イ・チャンドンは…
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今後この映画を見返すことはあるのだろうか、見終わってそんな気持ちになった。しゃがみ込んで細いタバコを吸うソン・ガンホの姿を思い出す。あの忘れ難い葬儀の場面や面会での切り返し、割れたガラス。そして、あ…
>>続きを読む子供を喪った母親の嘆きの奥には、アイデンティティの脆さがある。
いっときは宗教で埋める事が出来たがその欺瞞に気づいてしまう。
己の空虚に向き合い狂気に近づいた時、女性であるが故のつらさが浮かぶ。
…
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2007年製作。原作脚本監督イ・チャンドン。
明るい話なのかと思っていたら、話が進んでいくうちになんだかめまいのする話になっていった。
序盤で、主人公チョン・ドヨンの幼い息子が誘拐され死体で発見…
内容はともかく、笑えるところじゃないのに何度も笑っている男の人(客)がいて、その人のユーモアと人間としての面白くなさが露呈していて少し萎えた、どこで笑うとか泣くとかは自由だが、あんな妨害みたいな客が…
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