吸血鬼の血が1番美味い
多く語る必要はないパブロ・ラライン監督最新作。本年度アカデミー賞の撮影賞にノミネートされている本作は、その通り映像の撮り方が過去一美しい。特に伯爵ら吸血鬼が空中飛行するシ…
撮り方はまあまあかっこいい。ルベツキ、イニャリトゥ、キュアロン、ベラターとかが好きそうな広角。ナレーションとシンメトリーがウエスアンダーソン感も出してる。宗教、金、専制君主、、、テーマは政治的なんだ…
>>続きを読む収賄を適切な報酬と正当化する独裁政権、財産だけで繋がれた家族、母性や女性に無意識で依存している男性が支配する社会、神を建前に欲を増幅する教会など、様々なものをバッサバッサと皮肉るシニカルな御伽話だっ…
>>続きを読む南米の独裁者ピノチェトの歴史物かと思ったら、ピノチェトが実は吸血鬼だったっていう謎ファンタジーでした。
まあそれはそれでいいんだけど、単純にストーリーがよくわからんかったですね。
腹黒い登場人物たち…
チリの近代史に疎くちょっとよくわからないことも多いんだけど、どこか間の抜けた話が面白い。面白いんだけど、やはり間抜けは間抜けで、それでいいのかとも思う。
終盤の空中浮遊のシーンは白眉。実写で宮崎駿に…