2024新作_070
時はすでに、"着火"前夜――
【簡単なあらすじ】
パリ郊外(=バンリュー)。ここに立ち並ぶいくつもの団地には労働者階級の移民家族たちが多く暮らしているが、このエリアの一…
団地からの強制退去を命じられた移民達がベランダから家具を落として行くシーンのインパクトは強烈だったが、アビーが市長に立候補した件が宙ぶらりんのままだし、市長の家に放火する寸前まで行ってたブラズの怒…
>>続きを読む監督がリアルタイムストリーミングで本作品について語ってくれる回を鑑賞。備忘録として書いておく。わたしのイタリア語リスニング能力はカスだし、通訳者の発言も入っているがだいたい趣旨としてはこんな感じ。
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行政側と移民側ではどこまで行っても相容れない部分もあると思うけれど、それでも強行すぎない?と思いました…
市長になる前はそんな強行手段に出る感じの人に見えなかったけど、今までの医者としての実績とク…
『レ・ミゼラブル』で一躍有名になったラジ・リ、その最新作である。
今作もパリ郊外が抱える問題を描いた非常に重い人間ドラマになっている。ラジ・リは団地の使い方……というか、見せ方がとても上手く、…
7/3山形フォーラムで「バティモン5 望まれざる者」を観てきました。
「レミゼラブル」を観ていなかったのですが、最初からサスペンスフルなルックの絵作りで鼻面を引っ張り回されとても面白く観ました。行…
登場する移民の人々にも、グラデーションがある。主人公のアビーは移民2世で、移民の人たちを支援する団体で働いている。
ロジェも同じく移民の出身だが、副市長として行政側の立場にいる。
アビーの友人のブラ…
ラジ・リ監督の前作『レ・ミゼラブル』よりも劇映画としてのスペクタクルが増しつつ、世界中で起こっている格差/差別の問題を強度変わらずに描いていた。
事の発端となる臨時市長をわかりやすい単純な悪役とし…
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