この映画は、例えるならこれまで数多くのアメリカ映画で背景として描かれてきた台詞も名前もない移民(透明人間)達に、ピンマイクを付けて彼らの会話を拾った様な映画だ。
彼らは異国の大都会ニューヨークの中…
ポールとティトは、"みんなには僕が見えないんだ "と言う。そして "今のままでいいよ "と母親に言う。
厳しい環境に対して反抗的な態度をとるわけでもなく、反骨精神を見せるわけでもない。
青年期の葛藤…
思いがけず出会った良作...
不法移民の強制送還の現場はおそらくこれがリアルなんだろう。
ここに描かれていることが、なんならもっと酷いことが今のアメリカでは起こり続けていると考えて、現実と思えない…
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