銀座三四郎の作品情報・感想・評価

「銀座三四郎」に投稿された感想・評価

papanda

papandaの感想・評価

2.8
短縮版の「銀座の猛者」を見た。藤田進さんが明朗闊達で誰からも好かれる医者を演じていて、安心感。料亭家族の日常と精神病院の非日常の描写の対比なんか面白いと思った。いかにも戦後の女性って感じの料亭の娘と病院の受付娘がとってもいい。でも、最後の物語の唐突な急転換は短縮版だからだろうか。全体的には市川崑監督の都会的な軽めの作品で楽しかった。
市川崑の初期作品。縮尺版として公開された際に『銀座の猛者』と改題されたようだ。そちらを鑑賞。微妙というのが正直な感想。
yoichiro

yoichiroの感想・評価

2.5
2月17日 短尺版「銀座の猛者」DVDで観賞
藤田進が大陸帰りで柔道の達人という医師で、昭和後期から平成にかけてドラマでおばあちゃん女優だった風見章子がまだアラサーの若い姿を見せている活劇ドラマ。主役の藤田進の朴訥な演技を、周りの志村喬や河村黎吉といった芸達者達が支えていて安定した内容で、終戦直後の日本映画のムードを垣間見ることが出来る。「姿三四郎」を髣髴とさせる柔道の達人ながら、ある約束によって腕を封印しているので、アクションはほとんどない。この経緯が短縮版なので、ところどころ話が飛んでいて、ほとんどわからなかったり、市川昆の初期の作風を今に伝える歴史的価値がある。
町医者をしている藤田進は柔道6段の腕前、いい年なんだけど未だに独り身
その理由は昔約束を交わした女性(風見章子)が忘れられなくてずっと待っているから
親しく付き合っている料理屋夫婦の娘(山根寿子)との縁談を勧められても乗り気じゃない
そんな状況でかつての想い人風見章子と再会するのだが、、、

今回見たのは「銀座の猛者」
元々は「銀座三四郎」ってタイトルで公開された映画の短縮版らしい
当時あるあるであえて短縮版が残ってるのは完全版残ってないんでしょうね

率直な感想は、、、なんだかなぁと
ストーリー、展開に納得いかないし、出演者にしても特に収穫はない
藤田進は相変わらず棒演技だし、ヒロイン2人山根寿子と風見章子にしても全く印象に残らないし、、、
飯田蝶子は相変わらず上手い、志村喬はらしい役だけどなんかもったいない
一番良かったのはめっちゃ脇役だけど木匠久美子の看護婦さんのかわいらしさくらい
木匠久美子ってこんなかわいらしい役も出来たんですねー、声や表情なんかもイメージにない役だった

ストーリーの一番の不満点は藤田進の優柔不断さ、少しも男らしくない
むしろいやらしいと思う、2人のヒロインの間を行ったり来たり
もうね、、、そこに愛はあるのかい?と思っちゃう、なんかガッツいてるみたいでキモい
最初は恋愛なんか興味のない無骨な天然さんだと思ってたけど大違い、わかっててとぼけてたでしょ?いやらしいわー

結末もそう来るかと
娘さんとくっつく、確かにそれだとみんなを裏切らない一見幸せな結末
なんだけど藤田進はあの娘さんのこと好きにはとても見えないのよね
かといってみんなを不幸にして風見章子とくっつくってのも複雑だし、、、
つまりはストーリーもだけど、藤田進でロマンスは無理あるんじゃね?って結論!

どっちとくっつくにしても不満がある、そもそもそれ抜きにしてもたしいして見所もない作品かなと